今までも片付けの本を何冊も読んできましたが、今回は片付けに関して新しい切り口で書かれた本を読んでみました。
なぜ片付けをするのだろう?
一般的に誰もが片付けをしたいと考えていると思います。ただなぜ片付けをしなければならないかということを深く考えることは少ないのではないかと思います。
実際この本にはなぜ片付けをするかということを明確に定義しています。片付けをすることにより、『自由な時間を増やし、人生を最大化する』ことができるためです。
部屋のなかにどうでも良いものがあふれていると、次第に自分がどんなものを求めているかがわからなくなり、大切なお金や時間を無駄にしてしまいます。
限りある資源を人生において達成したい目標に集中できるように片付けをするのです。
なぜモノを捨てることができないのか
実際片付けをしようと思っても、物を捨てることができないことが多くあると思います。この本で書かれているものを捨てることのできない理由は「現状維持の法則」と書かれています。
ここで選択肢を絞り込むために片付けをすることにより、勇気ある決断ができるようになり人生が大きく変わってくる。自分の人生を変えるためにも自分の人生にとって重要でないものを処分することは大切なことなのです。
人生を変えるための片付けとしてしなければならないことは、管理するのに細かい手間がかかるようなものは、まとめて処分すること、持っていることで何も生み出さないものはまとめて捨てることなのです。
理想の人生を考えることでモノを減らすことができる
実際にモノを捨てようとしても捨てられないことがあると思うのですが、実際にモノを捨てようとする時にしなければならないことは、自分の理想の人生、生活を具体化することです。
自分の理想の一日に加えて、理想の1年もイメージすることにより、自分にとって必要なものと不要なものを見極める基準をより明確にすることが可能になるのです。
いちばん大切なことは、自分にとって大切なことにリソースを集中をして行くことなのです。
実際にたくさんビジネス書を読んで、セミナーにも通って、精力的に頑張っているように見えて、ちっとも成長しているように見えない人というのは、目標が多すぎて集中力や時間を分散させてしまっている。そのため変化したくても変化できないのです。
まとめ
片付けをする理由というものを再度考えさせられた本でした。いろいろな本を読んでいると片付けをすると人生が変わると書かれていたのですがなぜ人生が変わるのかが理解することができました。
自分自身の人生を変えるため何に自分の力を集中するかを決めることが大切、そのための手段が片付けだということを知ることができた本でした。