※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
iMacの27インチを買って、しばらくは画面の大きさに感動していました。ところが使ううちに、ひとつだけ不満が出てきます。画面の高さを変えられないことです。
先に結論を書きます。標準のiMacは、そのままではモニターアームに取り付けられません。ただし専用のアームを使えば後からでも付けられます。
台を置けば高さは変わるんじゃないの。



それは私も試しました。ただ、台を置くと机がその分だけ狭くなってしまうんです。
この記事では、なぜ普通のiMacにアームが付かないのか、どうすれば付けられるのかを書きます。実際に取り付けた写真も載せました。
- iMacにアームが付かない理由
- 後付けする2つの方法
- 実際に買ったアームと補強プレート
- 取り付けたあとの状態
- 浮かせると何が変わるか
iMacで姿勢が悪くなる理由


iMacは完成された製品です。それでも長く使うと、体のほうが先に音を上げてきます。
高さを変えられない
純正のスタンドは、角度を前後に傾けることしかできません。上下の高さは固定です。
机と椅子の高さが自分に合っていればよいのですが、合わなければ、首や背中で帳尻を合わせることになります。
台を置くと机が狭くなる
最初に試したのが、iMacの下に台を置く方法でした。高さは確かに上がります。
ところが台の分だけ机の面積が減ります。もともと広いとは言えない机だったので、これは断念しました。
27インチは置き場所を取る
Appleの仕様を見ると、iMacの27インチは高さ51.6cm、幅65.0cm、スタンドの奥行きが20.3cmあります。
画面と本体が一体になっているぶん、机の上で占める面積は思った以上に大きいのです。
数字はApple公式のiMac(Retina 5K, 27-inch, 2017)の技術仕様によります。
標準のiMacにアームが付かない理由


モニターアームを使えばよい、と教えてもらって探し始めたところで、最初の壁にぶつかりました。
スタンドが外せない
一般的なモニターは、背面にVESA規格の取り付け穴があり、スタンドを外してアームに付け替えられます。
ところが標準のiMacはスタンドを取り外せない作りになっています。背面に取り付け穴もありません。
VESA対応のiMacは注文時に選ぶもの
Appleの技術仕様には、カスタマイズ構成オプションとして次の記載があります。
「壁や調整できるアームに取り付けられるiMacが必要な場合、VESAマウントアダプタ搭載iMacを選べます」
つまり最初からアームで使うつもりなら、注文の時点でその仕様を選んでおく必要があったわけです。
買ってから気づいても遅い
私はこれを知らずに標準のモデルを買っていました。あとから交換することはできません。
同じ後悔をしないよう、これからiMacを買う人は注文の画面で確認してみてください。
後付けする2つの方法


では標準のiMacは諦めるしかないのか。調べてみると、方法は残っていました。
iMac専用のアームを使う
1つ目は、iMac専用に作られたモニターアームを買う方法です。スタンドの根元ごと本体を支える構造になっています。
VESAの穴がなくても取り付けられるのが利点です。対応する画面サイズが決まっているので、そこだけ確認してください。
VESAアダプタを噛ませる
2つ目は、iMacをVESA規格に変えるアダプタを取り付け、そのうえで普通のモニターアームを使う方法です。
好きなアームを選べる自由度があります。ただし部品が2つに増えるぶん、取り付けの手順も確認する項目も多くなるでしょう。
どちらを選ぶか
| 専用アーム | VESAアダプタ+汎用アーム | |
|---|---|---|
| 部品の数 | 1つ | 2つ |
| アームの選択肢 | 限られる | 自由に選べる |
| 取り付けの手間 | 少ない | やや多い |
| 向いている人 | 手早く済ませたい | アームにこだわりがある |
私は専用のアームを選びました。部品が1つで済むほうが、失敗しにくいと考えたからです。
実際に買った2つ


注文したのは次の2つです。アーム本体と、机を守るための板になります。
【PR】以下の商品リンクには広告が含まれます
センチュリーのiMac専用アーム
21.5インチと27インチのiMacに対応した、ガススプリング式のモニターアームです。画面の重さに合わせてバネの強さを調整する仕組みになっています。
サンワサプライの補強プレート
アームを机に固定するとき、天板の一点に重さが集中します。その力を広い面に分散させるための板です。
補強プレートを勧める理由
Appleの仕様では、27インチのiMacは9.44kgあります。これがアームの先にぶら下がる形になります。
しかも支点から離れた位置にかかるため、天板には見た目の重さ以上の力がかかるのです。傷やへこみを防ぐために、あわせて用意しておくと安心でしょう。
取り付けたあとの状態


届いてすぐ取り付けました。実際の写真を載せます。
正面から見たところ


iMacが浮いた状態になりました。下にはバックアップ用のハードディスクを置いています。
背面から見たところ


純正のスタンドの代わりに、アームが本体を支えている形です。
9.44kgでも安定している
取り付ける前は、重さでたわむのではないかと心配していました。
実際に使ってみると、しっかり固定されていて不安はありませんでした。画面を動かしたあとも、その位置で止まったままです。
浮かせて変わったこと


使い始めて感じた変化は2つです。どちらも毎日効いてきます。
好きな位置で止められる
上下だけでなく、前後にも左右にも動かせるようになりました。その日の作業や姿勢に合わせて、画面のほうを寄せられます。
姿勢を画面に合わせるのではなく、画面を姿勢に合わせる。この順番が逆になったのが一番の変化でした。
背面の端子が触りやすい
思いがけなかったのがここです。iMacの端子はすべて背面にあります。
机に据え置きだと、本体を持ち上げて手を回す必要がありました。アームなら本体を手前に引いて回せるので、抜き差しの手間が減ります。
机の下が空く
スタンドが無くなったぶん、iMacの真下が使えるようになりました。
- キーボードとマウスを使わないときに寄せておく
- 外付けのハードディスクを置く
- iPhoneやApple Watchの充電器を置く
パソコン以外の作業をするときに、机を広く使えるのがありがたいところです。
よくある質問


iMacをアームで使うときによく出る疑問をまとめました。私自身が迷った点が中心になります。
27インチの重さにアームは耐えられますか
iMac専用として売られているものなら問題ありません。汎用のアームを使う場合は、耐荷重が9.44kgを超えているかを必ず確認してください。
机に穴を開ける必要はありますか
私はクランプで天板を挟む方式にしたので、穴は開けていません。天板の厚みに対応しているかだけ、買う前に測っておくと安心です。
取り付けは1人でできますか
できましたが、本体を支えながらの作業になります。9.44kgを片手で保持する場面があるので、可能なら2人でやるほうが安全でしょう。
アームを付けると保証はどうなりますか
本体を加工するわけではありませんが、気になる場合は購入前にAppleへ確認してください。純正のスタンドは外さずに使う製品もあります。
21.5インチでも同じことができますか
できます。私が買ったアームも21.5インチと27インチの両対応でした。重さが軽いぶん、条件はむしろ楽になります。
いまも同じ環境で使っていますか
いまはiMacではなくMacBook Proに移りました。外部モニターも39.7インチのウルトラワイドに替えたため、アームはエルゴトロンHXに新調しています。支える重さも幅も変わるので、モニターを大きくするときはアームも一緒に見直すことになりました。




まとめ


標準のiMacはアームに対応していませんが、専用の製品を使えば後からでも付けられます。机を広く使えて、姿勢も楽になるので、やってよかったと感じました。
- 標準のiMacはスタンドを外せず、VESAの穴もない
- VESA対応モデルは注文時に選ぶもので、あとから交換できない
- 後付けはiMac専用アームか、VESAアダプタを噛ませる方法の2つ
- 27インチは9.44kg。補強プレートをあわせて用意する
- 高さだけでなく、前後左右にも動かせるようになる
- iMacの下が空くので、机を広く使える
パソコン本体が替わっても、机を広く使えて姿勢が楽になるという良さは変わりません。ただしアーム自体は、支えるモニターの重さと幅に合わせて選び直すものだと分かりました。
本体が変わっても使い続けられるのはいいね。



ええ。だからこそ、最初に少し良いものを選んでおくと得をします。
画面をもう1枚足す話は、別の記事に書いています。




