今回は勝間和代さんが書かれた「健康もマネーも人生100年シフトI勝間式ロジカル不老長寿」という本を読みましたのでブログに書きたいと思います。
私自身が40代も半ばとなり、少しずつ体力の衰えを感じてきている今日このごろなのですが、今回はこの本を読んで、「長生きリスク」とはどのようなものか?また人生100年時代にどのように生きて行けばよいかということを参考とさせていただくためにこちらの本を読みました。
この本を読んで私自身がなるほどと思ったことや実践していきたいと思ったことを中心としてブログに書いていきたいと思います。
見出し
現在の社会は人生80年を前提に作られたシステム
長生きリスクが起こる原因としてこの本で書かれていることは、現在社会のシステムにあるということが書かれています。
実際日本の年金制度などは定年後65歳から年金をもらって残りの20年ぐらいを年金で暮らすという考えでできてます。しかし今後人生100年時代になるにあたり残り40年を年金で暮らすと考えた場合どうなんだろうと考えてしまいます。
会社も定年後再雇用で65歳まで働いて終わりというのが一般的です。このようなシステムに対して実際にどのようなリスクが有るのかをこの本では説明されており、それとともに対策についても書かれています。
長生きのリスクとはどのようなものか
この本では「長生きリスク」として具体的に以下の3つのものが書かれています。
特に私個人としては一番下の社会的つながり減に対するリスクというものが一番怖いリスクではないかと思っています。
身体的衰えのリスク
人間の体力というものは、体感として30代後半をピークに、緩やかに下っていくものと書かれており私自身も現在40代だが、確かに体力の衰えというものは感じる。
また、加齢による筋肉の衰えというものもあり、50歳をすぎると筋肉量がどんどん減少していくということが証明されている。
特に下半身の筋肉量の衰えが著しいことがわかっているためしっかりと対策の必要があると書かれている。
金銭的収入が落ちるリスク
今でも若干残っていますが、日本企業は年功序列システムがあり年齢が上がるほど収入が上がる時代でした。
ただ、現在は自分でしっかりとしたスキルアップや転職、独立などを重ねていかなければ一向に年収は増えない時代になっています。
また、企業で働き続けて定年となったあとは年金暮らしが当たり前と考えている方が多く、年金暮らしとなった場合は月々の収入が増える見込みがほとんどないのです。
このように収入が増えない中でなんとか暮らそうとすると、多くの人は保守的になります。
お金がないからということで自分のやりたいことができなくなるということはリスクでしかないのです。
社会的つながり減に対するリスク
このリスクについては意外と見落としがちなものではないかと思っています。
身体的なリスクや金銭的なリスクは一般的に知られていており、ある程度対策が可能と思いますが、社会的つながり減に対するリスクは政府は何も保証してくれないのです。
会社で働いていた方は定年退職して会社に行かなくなると、会社の仲間との縁がきれてしまう。
そうすると自分のいるべき場所がなくなり、人とのつながりもなくなってしまう。このことが大きなリスクと感得ることができるのです。
また、年齢を重ねると考え方が頑固で保守的になってしまうことがと多いです。このような考えの中で若年層が高齢者と関わるメリットはないためますます高齢者として孤立してしまうのです。
以上の3つのリスクにたいしてどのように対策していけばよいのかについて考えていく必要があるのではないかというのがこの本で書かれていることである。
長生きリスクの対策について
この本では上記3つのリスクに対しての対策についてかかれています。
それぞれの対策については以下の通りとなっています。
身体的衰えに対する対策
一般的に一番わかりやすく誰にでも関係するリスクですがこちらに対する対策は
「食事」、「運動」、「睡眠」の3つになります。
食事に対して
「食べすぎないこと」、「空腹の時間をしっかりと取ること」
この2点を守ることが大切であると書かれています。
自分の食欲をコントロールして肥満にならないことが健康管理の上で一番大切であることが最近の研究でもはっきりとしてきていることです。
しっかりと食欲を管理して生活していくことがリスクを減らす上で大切なことなのです。
また加工食品や精製された穀物はできるだけ避けるほうが良いとも書かれています。
またタンパク質の取り方についても書かれており、豆類を中心とした植物性タンパク質で補うほうが良いとも書かれています。
また喫煙や飲酒はやめたほうが良いということも書かれています。
運動に対して
運動は毎日したほうが良いのですが、ジムに通う必要は特にはありません。
無理やりやらされた運動は長続きしないので、自分の楽しく続けられるものを探して続けていくことが大切ではないかと書かれています。
また、毎日欠かさず運動をすることによって様々な活動の生産性が急上昇したということも勝間さんはこの本の中で書かれています。
老化を先送りするためにも、生産性を上げるためにも日常的な運動が不可欠ではないかと思います。
私自身はウオーキングやランニング、任天堂Switchをゲームを使って運動をしていますが確かに運動をしたときとしないときでは生産性に違いが出てきます。
毎日時間を作って運動をすることは大切なことだなと思っています。
睡眠に対して
睡眠に対しては必要な時間をしっかりと取ることが大切であると書かれています。
特に40代や50代の方は仕事が忙しくてなかなか十分な時間をとることができないと思いますがなんとか時間を確保して睡眠を取ることが大切と書かれています。
「睡眠ファーストの生活」を送り少なくとも毎日7時間の睡眠を取ることが老化のリスクの対策として最も効果的なことなのだとの研究も出ている。
自分自身も以前は毎日4時間ぐらいの睡眠だったが、毎日7時間程度睡眠を取るようになってから明らかに生産性も上がり体調も良くなったことから睡眠の大切さを実感している。
金銭的収入が落ちるリスクに対する対策
金銭的収入が落ちるリスクに対することとして必要な考え方は年金に頼らない生活を想定することから始まると思います。
そのためにはできるだけ若い頃から年金以外の収入源を確保すること、投資の知識を得て運用を始めることが大切であると書かれています。
特に投資については投資信託を使ったドルコスト平均法による投資のことについて書かれており、過去の実績をみても15年以上の長期投資の場合は元本割れのリスクはほとんどないことが実証されているためできるだけ若いころから投資を始めることが大切てあるのではないかと思う。
私自身も20代からドルコスト平均法を使った投資をしてきたが約20年続けていた結果、老後2000万円問題についても全く関係ないぐらいのお金を準備することができました。
できるだけ早いうちからの投資をおすすめします。
社会的つながり減に対する対策
社会的なつながりを維持していくためには、自分で一生続けていくことができる仕事を見つけて社会と繋がりを持っていくことが大切であると書かれています。
そのために若いうちから自分自身の能力を高めていくことが大切である。また、若い人と関わりを持つためには考え方をアップデートしていくことが大切であると書かれています。
過去の自慢話や説教ばかりをしていると、若い人たちから敬遠されてしまい社会的つながりがなくなってしまうため体だけでなく心も若く柔軟に保っていくことが大切であると思います。
まとめ
今回は私のような40代の団塊ジュニア世代にはとても参考となる本でした。
老後は心配と思っていたのですが、具体的にどのようなことが心配かについては具体的に表すことが難しいと思っていたことをしっかりと本にまとめて提示してくれたことはとてもありがたかったです。
年齢を重ねていくに連れて人生を楽しく生きていくことができるようにするために必要なことを若いうちから考えて実行していくことが大切であると感じました。
自分自身のことを考えるとFIRE(経済的自立)のことを考えていて収入的な不安はないのですが、最近社会的なつながり減に対するリスクを強く感じています。
また、一生続けていける仕事についてもまだはっきりしたものが見つかっていない状況です。
この本を読んで楽しい老後を過ごすことができるよう自分自身に足らないものをしっかりと補っていこうと思いました。