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α6400で撮った写真を、その場でiPhoneに送って家族に見せたい。そう思ってアプリで転送してみたら、つながらない。つながっても、届いた写真がなんだか粗い。
実はこの2つには、はっきりした理由があります。とくに画質はアプリの初期設定が約200万画素の「2M」になっているのが原因です。設定を1か所変えるだけで、撮ったままの画質で送れるようになります。
私はα6400をWi-Fiで、いま使っているα7CⅡはCreators’ Appで、スマホに写真を送っています。この記事では実際の画面を使って手順を説明し、つながらないときの確認手順までまとめました。
- スマホへ転送する3つの方法
- α6400をWi-Fiで転送する手順
- 画質を落とさない設定
- Wi-Fiがつながらない時の対処
- α7CⅡでの転送方法
カメラから送った写真、スマホで見たら思ったより粗いんだよね。



アプリの初期設定が2Mだからです。設定を1つ変えれば、元の画質のまま送れますよ。
スマホへ転送する3つの方法


カメラの写真をスマホに移す方法は、大きく分けて3つあります。どれが正解というより、場面によって使い分けるものです。α6400とα7CⅡでは使うアプリが違うので、まずは全体像を押さえてください。
| 方法 | 向いている場面 | 必要なもの |
|---|---|---|
| Wi-Fi転送(α6400) | 外出先で数枚だけ送る | Imaging Edge Mobile |
| Wi-Fi転送(α7CⅡ) | 外出先で数枚だけ送る | Creators’ App |
| カードリーダー | 帰宅後にまとめて取り込む | スマホの端子に合うカードリーダー |
Wi-Fiで送る方法
カメラとスマホをWi-Fiで直接つなぎ、アプリで写真を受け取る方法です。ケーブルもパソコンも要らないので、旅行先やイベント会場でもすぐに送れます。
カードリーダーで読む方法
SDカードをカメラから抜き、カードリーダーでスマホやiPadに挿して読み込む方法です。枚数が多いときや、動画をまとめて移したいときはこちらのほうが速く済みます。
機種によってアプリが違う
α6400はImaging Edge Mobileを使います。ソニーのCreators’ App対応カメラ一覧に、α6400は入っていません。
一方、α7CⅡはCreators’ Appに最初から対応しています。ネットの古い記事ではアプリ名が混ざっているので、自分の機種を先に確認してください。
α6400をWi-Fiで転送する手順


ここからは、私のα6400とiPhoneで実際に操作した画面を順番に載せます。流れは、アプリを入れる、カメラで送る写真を選ぶ、QRコードでつなぐ、の3段階です。2回目からはQRコードを読むだけでつながるので、覚えることは多くありません。
Imaging Edge Mobileを入れる
まずスマホにソニーのImaging Edge Mobileをインストールします。App Storeで「Imaging Edge Mobile」と検索すれば、すぐに見つかるはずです。
アプリを起動すると、登録する機種を選ぶ画面が出ます。一覧にα6400(ILCE-6400)はないので、「その他の機種を登録する」を選んでください。


カメラで送る写真を選ぶ
カメラ側はMENUのネットワークから「スマートフォン転送機能」を開き、「スマートフォン転送」を選びます。




続いて「カメラから選ぶ」と「スマートフォンから選ぶ」の2択です。今回は「カメラから選ぶ」を選びました。


公式の説明では、「カメラから選ぶ」はこの画像、この日付の全画像、画像選択の中から指定する方式です。「スマートフォンから選ぶ」はカード内の画像をすべてスマホに表示させる方式です。
QRコードで接続して転送
選び終わると、カメラの画面にQRコードが出てきます。画面の文言は旧アプリ名の「PlayMemories Mobile」のままですが、Imaging Edge Mobileで問題なく読み取れました。


アプリで「QRコード読取」を押してカメラの画面を映すと、iPhoneがカメラのWi-Fiに接続してよいか確認してきます。「接続」を押せば、カメラとスマホがつながる仕組みです。


スマホに写真の一覧が出たら、送る写真にチェックが入っているかを確認して取り込んでください。取り込み中は進み具合が表示されます。






画質を落とさない設定


手順どおりに送れば、写真はスマホに届くでしょう。ただし初期設定のままだと、写真は約200万画素に縮小されて届きます。スマホの画面で見るだけなら気づきにくいので、あとで拡大したときに初めて気づく人も多いはずです。
初期設定は約200万画素
取り込もうとすると、「この設定で取り込みます。取り込み時の画像サイズ 2M」という確認が出ます。この2Mが約200万画素のことです。


α6400の写真は約2,420万画素あるので、10分の1以下のサイズで届いていることになります。SNSに載せるだけなら困りませんが、プリントやトリミングをするには足りません。
オリジナルに変える場所
画像サイズは「取り込み時の画像サイズ」で変更できます。選択肢はオリジナル、2M、VGAの3つです。
確認画面にも「取り込み時の画像サイズは設定から変更できます」と書かれています。アプリの写真一覧の右上にある「設定」から開いて、オリジナルにしておきましょう。
| 設定 | 画素数の目安 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| オリジナル | 約2,420万画素 | 保存、プリント、トリミング |
| 2M | 約200万画素 | SNSやメッセージで送る |
| VGA | 約30万画素 | 確認用の小さい画像 |
RAWと動画の扱い
α6400からスマホへ送ると、RAW画像はJPEGに変換されて届きます。RAW+JPEGで撮っている場合に転送されるのは、JPEGだけです。
動画は形式に制限があります。AVCHDの動画は転送できません。4K動画をオリジナルのまま送るには、iPhone 8以降が必要です。


カメラ側の「スマートフォン転送機能」には「転送対象」という項目もあります。ここがプロキシーのみだと、届くのは軽い確認用の動画だけです。
Wi-Fiがつながらない時の対処


私もα6400とiPhoneのWi-Fiがなかなかつながらず、手間取ったことがあります。そのとき何が効いたのかは覚えていないので、ここではソニーの公式サポートが案内している手順を順番にまとめました。簡単に確認できるものから上から順に試すのが、遠回りしないコツです。
機内モードとテザリング
iPhoneの機内モードがオンだと接続できません。カメラ側の「飛行機モード」も同じで、入になっていると接続できないので切にしてください。
iPhoneのテザリングや、Wi-Fiの「静的IPアドレスを使用する」設定もオフにしておくよう案内されています。
アプリの許可と電波の干渉
Imaging Edge Mobileは最新版を使ってください。iPhoneの設定アプリでImaging Edge Mobileを開き、Bluetoothの使用が許可されているかも確認します。
カメラとiPhoneは近づけて操作します。周りに無線機器が多い場所では電波の影響を受けやすいので、場所を変えるのも手です。
電源の入れ直しとSSIDのリセット
それでもつながらない場合、公式の案内では次の順番で対処します。
- iPhoneとカメラの電源を完全に切って入れ直す
- カメラのSSIDとパスワードをリセットする
- アプリを削除して入れ直す
SSIDとパスワードをリセットすると、以前つないだときの情報が消えます。もう一度QRコードを読み取ってつなぎ直してください。
α7CⅡはCreators’ Appで転送


いまメインで使っているα7CⅡでは、Creators’ Appで写真を送っています。α6400との大きな違いは、一度Bluetoothでペアリングすれば、あとはカメラ側の操作だけで送れることです。毎回QRコードを読む手間がありません。
Bluetoothでペアリングする
カメラでMENUからネットワークを開き、「接続/PCリモート」の「スマートフォン接続」を選びます。スマホでCreators’ Appを起動し、画面の案内に沿って進めればペアリングは完了です。
同時に接続できるBluetooth機器は2台までと決まっています。Wi-Fiが不安定なときは、Bluetooth機能をオフにすると改善する場合があるそうです。
カメラで選んで転送する
ペアリングが済んだら、MENUのネットワークから「接続/PCリモート」の「カメラで選んで転送」を選びます。送りたい写真をカメラの画面で選べば、あとはスマホに届くのを待つだけです。
機内モードが入のときは接続できない点は、α6400と同じです。
転送サイズと動画の設定
α7CⅡでも、転送画像サイズは「オリジナル」と「2M」から選びます。こちらもオリジナルにしておくのがおすすめです。
| 設定項目 | 選択肢 |
|---|---|
| 転送画像サイズ | オリジナル/2M |
| RAW+J/H転送対象 | JPEGとHEIF/RAW/RAW+JとRAW+H |
| 転送対象(動画) | プロキシーのみ/オリジナルのみ/プロキシー+オリジナル |
α6400と違い、α7CⅡはRAW画像をそのまま送る設定も選べます。スマホでRAW現像をしたい人には大きな利点です。


カードリーダーで取り込む方法


枚数が多い日は、Wi-Fiではなくカードリーダーを使っています。SDカードをスマホやiPadに挿すだけなので、接続でつまずくことがありません。動画をまとめて移すときにも向いています。
Wi-Fiより向いている場面
Wi-Fi転送は1枚ずつ飛ばすので、何十枚、何百枚となると時間がかかります。旅行から帰ってまとめて取り込むなら、カードリーダーのほうが早く片付くでしょう。
端子に合わせて選ぶ
カードリーダーは、スマホやiPadの端子に合うものを選んでください。iPhone 15以降とUSB-CのiPadならUSB-C、それより前のiPhoneならLightningです。
iPadのファイルアプリで読む
カードリーダーを挿すと、iPadの「ファイル」アプリにSDカードが表示されます。そこから写真を選んで、保存先に移せば取り込みは完了です。


カードリーダー選びで迷ったら、選び方をまとめた記事も参考にしてください。


よくある質問


転送について迷いやすい点をまとめました。とくにアプリの種類と画像サイズは、知らないまま使っている人が多い項目なので確認しておいてください。
α6400はCreators’ Appで使えるか
使えません。ソニーのCreators’ App対応カメラ一覧にα6400は入っていないので、Imaging Edge Mobileを使ってください。
転送した写真が粗いのはなぜか
取り込み時の画像サイズが2Mになっているためです。設定をオリジナルに変えれば、撮影したままの画質で届くようになるはずです。
RAWのままスマホに送れるか
α6400では送れず、JPEGに変換されて届きます。α7CⅡは「RAW+J/H転送対象」の設定でRAWを選べば、RAWのまま送れます。
4K動画も送れるか
条件つきで可能です。4K動画をオリジナルのまま送るにはiPhone 8以降が必要で、AVCHDの動画は送れません。
Androidスマホでもできるか
Imaging Edge MobileにはAndroid版もあり、ソニーのサポートにもAndroid向けの案内があります。ただし私はAndroidを使っていないので、画面の違いまでは確認できていません。
カメラにPlayMemories Mobileと出るのは問題か
問題ありません。古いアプリ名が表示されているだけで、Imaging Edge MobileでQRコードを読み取ってつながりました。
たくさん送るとバッテリーが減るか
転送中はカメラの電力を消費するため、ある程度は減ると考えてください。ソニーのヘルプガイドでも、大量の画像を送るときはACアダプターの使用を勧めています。
まとめ


α6400の写真はImaging Edge Mobileで、α7CⅡの写真はCreators’ Appでスマホに送れます。どちらも画像サイズを2Mからオリジナルに変えておくことだけは、最初に済ませておいてください。
- α6400はImaging Edge Mobile
- α7CⅡはCreators’ App
- 初期設定の2Mはオリジナルに変更
- RAWはα6400ではJPEGに変換
- つながらない時は機内モードから確認
- 枚数が多い日はカードリーダー
せっかくミラーレスで撮った写真も、縮小されて届いては台なしです。設定を1か所変えるだけで、スマホで見返す写真の質がはっきり変わります。
まとめて取り込むことが多いなら、カードリーダーを1つ持っておくと転送で待たされることがなくなります。
