初心者のためのカメラやレンズの保管法について解説します

カメラを購入したばかりの方で、購入したカメラをどのように保管して良いか悩んでいる人はいないでしょうか。また今までカメラを特にこだわらないで保管をしてカビが生えてしまったという方などいないでしょうか。

今回はカメラを購入した後にどのように保管をすれば良いのかについてブログを書きたいと思います。

こちらを読んでいただければ購入したカメラやレンズを良い状態で保管でき写真を楽しむことができると思います。

なぜ保管方法が重要なのか

カメラやレンズは、撮影を楽しむために必要不可欠な道具ですが、その性能を維持するためには適切な保管方法が極めて重要です。

特に初心者のカメラユーザーにとって、高品質な写真を長期間撮影し続けるためには、レンズの保管法を理解し、適切に実行する知識が必要となります。保管方法が悪い場合以下のような危険があります。

レンズの構造と故障のリスク

カメラレンズは非常に精密な光学機器であり、わずかなホコリや湿気が内部に侵入することで、画像の品質が低下したり、最悪の場合、レンズが故障するリスクがあります。

レンズ内部には数多くの小さな部品が組み込まれており、それらが適切な状態でなければ正確な焦点を合わせることができません。そのため、保管時にはこれらのリスクを最小限に抑える措置を講じることが肝要です。

カビと湿気の影響

特に注意を要するのがカビと湿気の影響です。カメラやレンズが湿度の高い場所に放置されると、カビが発生しやすくなり、レンズの表面だけでなく、内部にまで被害を及ぼす可能性があります。カビが生えたレンズは、クリアな画像を得ることが困難となり、修復が不可能な場合もあります。

したがって、湿気を避け、常に乾燥している環境でレンズを保管することが重要です。これにより、初心者であってもカメラレンズを長期間にわたり最良の状態で保持することができます。

カメラやレンズを保管する時に検討すること

レンズキャップ、ボディキャップの使用

カメラやレンズを保管する際には、レンズキャップとボディキャップを適切に使用することが重要です。これらのキャップがカメラ内部やレンズ表面へのホコリや汚れの侵入を防ぎ、湿気からも保護してくれます。

使用しない時は必ずこれらのキャップをして保管しましょう。初心者の方は、この基本的な保管法を身につけることから始めてください。

保管場所の選び方

カメラやレンズを保管する場所を選ぶ際には、湿気や直射日光を避けることが肝心です。理想的な保管場所は、湿度が低く、温度変化が少ない場所です。直射日光が当たる場所や高温になりやすい場所は避け、風通しの良いクローゼットや引き出しがお勧めです。

湿度管理の方法

カメラやレンズを最適な状態で保管するためには、湿度管理が非常に重要です。湿度が高いとカビが生える原因となり、レンズやカメラの内部機構に深刻なダメージを与える可能性があります。湿度が40～50%の環境を保つことを目指し、湿度計を用いて定期的にチェックしましょう。

初心者の方でも、基本的な湿度管理方法を実践することで、カメラとレンズを長期間にわたって保護することが可能です。

カメラやレンズのお手入れ方法について

適切な清掃方法

カメラやレンズの長期的な保存には、適切な清掃方法が非常に重要です。

初心者の方でも簡単に行える基本的な清掃方法として、まずカメラやレンズの外側を柔らかい布で拭き取ります。この際、ホコリや砂粒子をこすりつけてしまわないよう、布を軽く当ててホコリを吹き飛ばすような感覚で拭き取ることがポイントです。

レンズ面には特に注意が必要で、専用のクリーニングペーパーや微粒子クリーニングスプレーを使用し、円を描くように優しく拭き取ると良いでしょう。

クリーニングキットと使用方法

カメラやレンズのクリーニングには、専用のクリーニングキットの使用が推奨されます。一般的なクリーニングキットには、ブロアー、ブラシ、レンズクリーニングペーパー、専用の清掃液などが含まれており、これらを適切に使うことで、カメラやレンズを安全にきれいに保つことができます。

特に、ブロアーはレンズやカメラの隅に溜まったホコリを吹き飛ばすのに役立ちます。クリーニング液を使う際には、直接レンズに液をかけるのではなく、クリーニングペーパーに適量を取り、それを用いてレンズ面を優しく拭き取ることが重要です。これにより、レンズの保管法として、清掃後の状態を保つことができます。

カメラやレンズの保管にお勧めなドライボックスと防湿庫

カメラやレンズを管理する時に注意したいことは、今まで書いたように以下のことと思います。

これらのことを防ぐために確実なものは、お金はかかるのですがドライボックスや防湿庫といったものを導入するのが一番確実ではないかと思います。

選び方と使用方法

　ドライボックスの場合は、密閉性の高い容器を選び、適切な量の乾燥剤を入れて使用します。乾燥剤は定期的に交換または再生（乾燥剤によってはオーブンで加熱して水分を飛ばし再利用できる）する必要があります。いずれの方法も、保管前にレンズを清掃し、ホコリや汚れを取り除いておくことが重要です。

お勧めなものですが、私も実際に利用しているのですが以下のようなものとなります。

ドライボックスの場合除湿剤を定期的に入れ替える必要があります。除湿剤は以下のようなものがあります。

　防湿庫を選ぶ際には、持っているレンズやカメラの数を考慮し、必要な容量を確認することが大切です。また、湿度計が付属しているモデルを選ぶことで、より正確に湿度管理を行うことができます。さらに、設置場所の温度も考慮し、高温を避ける場所に設置することが望ましいです。

こちらは防湿庫と比較して高価になりますが、カメラやレンズを複数保有している方には必ず購入しておいた方が良い商品ではないかと思います。私が利用しているものでお勧めなものは以下のものです。

　これらのアイテムを利用することによって、カメラやレンズを長期間にわたり最良の状態で保つことができます。特に初心者の方は、高価なレンズを長く使い続けるためにも、正しい保管法を身につけることが推奨されます。

まとめ

カメラ初心者にとって、レンズの正しい保管法を学ぶことは、長くカメラを楽しむための重要なステップです。カメラやレンズは精密機器であり、ホコリや湿気が最大の脅威であることを理解する必要があります。適切な保管方法を実践することで、レンズの損傷や性能の低下を防ぎ、常に最高の状態で撮影を楽しむことができます。

保管の際は、レンズキャップやボディキャップを適切に使用し、レンズを常に乾燥した場所に保管することが基本です。直射日光や高湿度を避け、湿度40～50%の環境を維持することが望ましいです。

この湿度を保つために、防湿庫や簡易ドライボックス、除湿剤の活用が推奨されます。また、使用した後のレンズは、ブロアーやクリーニングペーパーでていねいにホコリを取り除き、定期的なお手入れを忘れないことが大切です。

カメラやレンズを保管する上で、防湿庫はその理想的なソリューションの一つです。防湿庫を選ぶ際は、湿度調整機能が付いたものや、カメラ機材を収納するのに十分な大きさのものを選ぶことが重要です。高温を避けるため、設置場所も慎重に選びましょう。

最後に、カメラやレンズのクリーニングは非常に重要ですが、メーカーの保証対象外となるケースがありますので、取り扱いには十分注意してください。これらのポイントを覚えておくことで、カメラとレンズを最適な状態で保管し、写真撮影の楽しさを長く保つことができます。

以上のことを注意しながらカメラを楽しんでもらえればと思います。