6年前にPremiere Proを選びました。いまは使っていません。
高いソフトを選んだのに、やめてしまったんですか?



はい。使う頻度に対して、毎月の費用が重かったんです。
2020年にMacで動画編集を始めたとき、iMovie・Final Cut Pro・Premiere Proの3つを使い比べて、Premiere Proを選びました。ところがその後サブスクをやめて、買い切りのFinal Cut Proに移りました。
この記事に書くのは、なぜ乗り換えたのか、移ってどうだったのか、そして、これから始める人には何を勧めるのかという話です。結論から言うと、最初はiMovieで足ります。
- 最初にPremiere Proを選んだ理由
- サブスクをやめた2つの理由
- Final Cut Proに移って分かったこと
- 3つのソフトの違い
- これから始める人への答え
- 結局やらなかったYouTubeの話
サブスクを選んだ最初の判断


まず2020年の話からです。
子どもの動画を編集したかった
きっかけは、以前MiniDVから取り込んだ子どもの映像でした。取り込んだまま手を付けられずにいたので、編集してみようと考えたわけです。


3つを使い比べた
Macで使えるソフトとして、iMovie・Final Cut Pro・Premiere Proの3つを候補にしました。有料の2つには体験版があったので、実際に触って決めています。
iMovieは無料でついてきますが、有料のものと比べると機能が少ない。そう考えて、当時は候補から外しました。
いま思えば、ここが分かれ道でした。使いこなせるかどうかではなく、機能の数で判断していたからです。
Premiere Proを選んだ理由
残った2つを比べて、操作が自分に合うと感じたほうを選びました。
決め手になったのは、Creative Cloudという形です。Premiere Proだけでなく、Photoshopなども使えるようになるため、月額は高くても元が取れると考えました。
サブスクをやめた理由


その判断を、数年後に変えることになります。理由は2つありました。
使う頻度に対して費用が重い
一番の理由は費用です。毎月決まった額が出ていきますが、動画編集をするのは年に数回でした。
使わない月も同じ額を払っています。使った時間で割ると、かなり割高になっていました。Photoshopも、思ったほどは開きませんでした。
Macでの動きが違った
もう1つが動作です。あらためてFinal Cut Proを触ったとき、こちらのほうが軽いと感じました。
同じMacで同じ素材を扱っても、待たされる時間が違います。Appleが自社のソフトとして作っているぶん、噛み合いがよいのでしょう。
待ち時間が長いと、それだけで編集から足が遠のきます。年に数回しか開かない作業だと、この差は思ったより大きく効きました。


やめる判断は遅かった
いま振り返ると、もっと早くやめてよかったと思っています。一度契約すると、続けること自体が習慣になってしまうものです。
使わない月に解約すればよかったのでは



そのとおりです。ただ、また使うかもしれないと思って、ずるずる続けてしまいました。
買い切りに移って分かったこと


Final Cut Proに移ってからの実感を書きます。結論として、こちらに変えて満足しています。
放っておける安心感
買い切りなので、使わない時期があっても費用は増えません。これが思っていた以上に効きました。
年に数回しか開かない使い方だと、月額を払い続ける形は合いません。必要なときだけ開けばよいという状態は、気が楽です。
動作が軽い
書き出しや再生で待たされる場面が減りました。長い素材を扱うほど、この差は出てきます。
編集が止まらないと、作業そのものが続きます。機能の差より、ここのほうが実感としては大きかったところです。
サブスクの選択肢も増えた
2026年10月時点では、買い切り以外の選び方もできるようになっています。
| 買い方 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| App Storeで買い切り | 50,000円(税込) | 一度払えば使い続けられる |
| Apple Creator Studio | 月額1,780円/年間17,800円 | Motion・Compressorも含む |
| 無料体験 | 0円 | 30日間 |
出典:Apple公式サイト「Final Cut Pro」(2026年10月5日に確認)。動作にはmacOS 15.6以降が必要です。金額や条件は変わることがあります。
私が買ったのは買い切りのほうです。いまから選ぶ人は、どちらが自分の使い方に合うかを先に考えたほうがよいでしょう。
3つのソフトの違い


2020年に比べた3つを、いまの視点で整理し直します。
iMovie
Macに最初から入っている無料のソフトです。つなぐ、切る、音楽を入れるといった基本の操作はひととおりできます。
iPhoneにも同じものが入っているので、撮った端末でそのまま触れるのも利点でしょう。
最初から入っているぶん、試すのに手続きが要りません。合わなければ使わなくなるだけで、損も出ません。
Final Cut Pro
Appleが出している有料のソフトです。iMovieと操作が近いので、移ったときの戸惑いが少なくて済みます。
買い切りで使えるため、たまにしか編集しない人に向きます。私がいま使っているのはこれです。
Premiere Pro
Adobeが出している有料のソフトで、WindowsでもMacでも使えます。仕事で使う人が多く、調べたときに情報が見つかりやすいのは強みです。
困ったときに解説が見つかるかどうかは、初心者ほど効いてきます。この点ではPremiere Proが有利でしょう。
| iMovie | Final Cut Pro | Premiere Pro | |
|---|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 買い切りまたは月額 | 月額 |
| 対応 | Mac・iPhone | Macのみ | Mac・Windows |
| 向く人 | まず試したい人 | たまに編集する人 | 毎日のように使う人 |
これから始める人への答え


6年使ってみて出た結論を書きます。まずはiMovieで十分です。
家庭の動画なら機能が足りる
子どもの運動会や旅行の記録をまとめるだけなら、iMovieでできます。つないで、いらないところを切って、音楽を入れる。必要なのはそのくらいでした。
2020年の私は「機能が少ない」という理由で外しました。いま思えば、使いこなせる量を超えていただけです。
続くか分からないうちは無料で
動画編集は、始めても続かないことがあります。実際、私もYouTubeまでは行きませんでした。
続くかどうか分からない段階で月額を払い始めると、使わないまま払い続ける形になりかねません。
無料で始めれば、合わなかったときに何も失いません。続いたと分かってから金額の話をすれば十分です。
足りなくなってから移る
iMovieで物足りなくなったら、そこで有料を考えればよいでしょう。
- たまに編集する → 買い切りのFinal Cut Pro
- Windowsでも使いたい → Premiere Pro
- 毎日のように使う → 月額でも元が取れる
iMovieとFinal Cut Proは操作が近いので、移るときの負担は小さくて済みます。
続かなかったYouTube


正直に書いておきます。この記事の元になった2020年の投稿では、YouTubeに挑戦したいと書きました。やっていません。
なぜやらなかったか
編集そのものは面白かったのですが、公開するところまで気持ちが向きませんでした。顔や生活が出ることへの抵抗もあります。
それでも編集は残った
ただ、子どもの動画をまとめる作業は続いています。家族で見るためだけでも、編集する意味はありました。
動画を撮る側の設定については、別の記事に書いています。


目標は書かないほうがいい
6年前の自分が書いた「挑戦してみたい」は、結局そのままになりました。やる前に宣言するより、やったことを書くほうが性に合っているようです。
Macの動画編集のよくある質問


始める前に迷いやすい点をまとめました。
無料のiMovieだけで足りますか
家庭の動画をまとめるなら足ります。つなぐ、切る、音楽を入れるまではできます。凝った演出を入れたくなった段階で、有料を考えれば十分でしょう。
買い切りと月額はどちらが得ですか
使う頻度で変わります。年に数回なら買い切り、毎日のように使うなら月額が合うはずです。私は年に数回だったので、買い切りに移りました。
Final Cut ProとPremiere Proはどちらが難しいですか
どちらも慣れが要ります。ただiMovieを使ったことがあるなら、Final Cut Proのほうが入りやすいでしょう。
Windowsでも同じソフトが使えますか
Final Cut ProはMacだけです。Windowsと行き来するならPremiere Proになります。
古いMacでも動きますか
Final Cut Proはある程度新しいmacOSが必要です。2026年10月時点ではmacOS 15.6以降とされているので、公式サイトで確認してください。
途中でソフトを変えられますか
変えられます。私がそうしました。ただし編集中のデータはそのまま移せないので、区切りのよいところで切り替えるのが無難でしょう。
編集にはどれくらいのMacが要りますか
素材の長さと画質によります。短い家族の動画なら、いまのMacなら困る場面は少ないはずです。長時間や高画質を扱うなら、メモリに余裕があるほうが楽になります。
まとめ


Macの動画編集ソフト選びについて、6年分の答え合わせを書きました。
- 2020年はPremiere Pro(Creative Cloud)を選んだ
- やめた理由は、使う頻度に対して費用が重かったこと
- もう1つの理由は、Macでの動きがFinal Cut Proのほうが軽かったこと
- いまは買い切りのFinal Cut Pro。放っておける安心感が大きい
- これから始めるなら、まずiMovieで十分
- 足りなくなってから有料に移ればよい
- 2020年に書いたYouTubeは、結局やらなかった
使う頻度を先に見積もるのが、一番の近道です。機能の多さで選ぶと、私のように払い続けて終わります。
価格や動作条件はApple公式サイトでご確認ください。この記事は2026年10月5日時点の内容です。
