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MacBook Airに替えたとき、端子の少なさで手が止まりました。モニターをつないだ時点で、残りが1つしかなくなるからです。
解決策として選んだのが、OWCのThunderbolt 3 Pro Dockでした。決め手は10ギガの有線LANが付いていたことです。自宅の回線を10ギガにしていたので、そこを活かせる機種が欲しかったのです。
ドックって、どれも同じじゃないの。



端子の数は似ていても、有線LANの速さと充電の出力で差が出ます。ここを見ないと後悔しますよ。
買ったのは2022年1月でした。4年以上使ったうえで、良かった点と不満、そして買い替えた理由まで書きます。
- ドックを選ぶときに見るべき2か所
- 10ギガの有線LANで実際に出た速度
- 4年使って分かった不満
- MacBook Proに替えて手放すことになった理由
- いまから同じ用途で買うならどれか
ノート1台にしてから困ったこと


デスクトップからノートへ移ると、机まわりの考え方が変わります。私がつまずいたのは次の3点でした。
端子が埋まると何もできない
当時使っていたM1のMacBook Airは、Thunderboltの端子が2つだけです。モニターに1つ、充電に1つ使えば、もう空きがありません。
外付けのSSDをつなぎたいときに、いちいち何かを抜く必要がありました。小さな手間ですが、毎日となると気になってくるものです。
10ギガの有線LANが使える機器は少なかった
自宅の回線はコミュファ光の10ギガプランです。ところがノートパソコンには、有線LANの端子そのものがありません。
探してみると、10ギガの有線LANを備えたドックは数えるほどしかありませんでした。多くは1ギガまでの対応だったのです。


ケーブル1本で机に戻りたい
もう1つの望みが、持ち出しやすさでした。ノートにした意味は、机から離れられることにあります。
出かけるたびに5本も6本も抜いていたのでは、その利点が消えてしまうでしょう。
ポートの構成


この機種はプロの映像制作向けという位置づけで、端子がかなり充実しています。購入時の仕様は次のとおりでした。
つながる端子の一覧
| 種類 | 数 | 備考 |
|---|---|---|
| Thunderbolt 3 | 2 | 60W/15WのPower Delivery対応 |
| 有線LAN(RJ45) | 1 | 100M・1G・2.5G・5G・10G Base-T対応 |
| USB 3.1 Gen 1 Type-A | 3 | UASP対応 |
| DisplayPort 1.2 | 1 | 4K/60Hz対応 |
| eSATA | 1 | |
| カードリーダー | 2 | SD 4.0(UHS-II)とCFast 2.0。最大370MB/s |
自宅でブログを書いて、ときどき動画を触る程度の私には多すぎる構成でした。それでも長く使うつもりだったので、余裕のあるものを選んでいます。
実際につないでいたもの


写真のとおり、常時つないでいたのは5つです。
- 32インチのモニター
- 外部スピーカー
- 10ギガの有線LAN
- USBのハブ
- ときどきThunderbolt接続のSSD
パソコン側とは1本でつながる
これだけの機器をつないでも、MacBook Airとはケーブル1本で済みます。出かけるときは、その1本を抜くだけで終わりです。
4年使って良かった点


長く使ったからこそ言えることを書きます。買って良かったと思える点は3つありました。
有線で7.8Gbpsが出た
いちばん驚いたのがここです。ドックの有線LANを通してFast.comで測ったところ、7.8Gbpsという結果になりました。


回線を10ギガにしても、受け側が対応していなければ1ギガで頭打ちになります。ドックを選び直したことで、ようやく契約どおりの速さが出た形です。


つなぎ替えの手間がなくなった
机に戻ってケーブルを1本挿せば、モニターもスピーカーも有線LANも同時に生き返ります。この手軽さは、使い始めて1週間で当たり前になりました。
ファンがあるのに静か
本体にファンが付いているため、熱で動作が不安定になることはありませんでした。音も気にならず、必要に応じて止められる仕様になっています。
4年のあいだ、故障や接続不良は一度も起きていません。
気になった点


良いところばかり書いても参考になりません。使ってみて引っかかった点も残しておきます。
充電が60Wまで
購入した時点で唯一気になったのが、ここでした。MacBook Airなら30Wほどで足りるため、当時は問題になりません。
ただ記事を書いた時点で、将来MacBook Proを使うなら足りなくなると予想していました。この心配は、のちに現実になります。
置き場所を取る
手のひらより一回り大きく、電源アダプタも別に必要です。机の上に置くと、それなりの面積を使います。
裏側に隠す使い方もできますが、カードリーダーが前面にあるので、手の届く位置に置きたくなるでしょう。
端子の構成が今の使い方と合わない
eSATAとCFast 2.0は、私の場合まったく使いませんでした。映像の仕事をする人には必要でも、ブログを書く用途では出番がないのです。
その分の値段を払っていたと考えると、もう少し構成の近いものでも良かったかもしれません。
買い替えることになった理由


2026年の時点では、このドックを主役から外しました。理由は製品の不具合ではありません。
MacBook Proには60Wでは足りない
パソコンをM4 Proの14インチMacBook Proに替えたことが、直接のきっかけでした。
Appleの仕様では、14インチのMacBook Proに付属する電源アダプタは70Wまたは96Wです。ドック側が60Wでは、負荷のかかる作業中に充電が追いつきません。


Thunderboltの世代が変わった
もう1つが規格の世代です。新しいMacはThunderbolt 5に対応しており、モニターも同じ世代のものに替えました。
Thunderbolt 3のドックを挟むと、そこが上限になってしまいます。
いまはCalDigitのTS5 Plus
現在使っているのは、CalDigitのTS5 Plusです。公式の仕様では20ポート、10ギガビットEthernet、140Wの充電に対応しています。


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いまから10ギガのドックを買うなら


4年使ってみて、選ぶときに見るべき場所がはっきりしました。順に書きます。
まず充電の出力を見る
ここを間違えると、私と同じようにパソコンの買い替えで使えなくなります。
- MacBook Air|30Wから60Wで足りる
- MacBook Pro 14インチ|70Wから96Wが目安
- MacBook Pro 16インチ|140Wの電源アダプタが付属
パソコンに付属している電源アダプタの数字を見て、それ以上のドックを選ぶと失敗しません。
有線LANの速度を確認する
10ギガの回線を引いているなら、ドック側も10ギガ対応かどうかを必ず見てください。2.5ギガまでの機種も多く、見た目では区別がつかないからです。
この機種の後継を選ぶ手もある
私が買った型は、すでにOWCの現行ラインから外れています。ただし同じ系統の製品として、10ギガの有線LANとカードリーダーを備えたモデルが用意されています。
同じ考え方で選べば、大きく外すことはないでしょう。
よくある質問


ドック選びでよく出る疑問をまとめました。私自身が迷った点が中心になります。
ドックは本当に必要ですか
モニター1台だけをつなぐなら、モニター側のUSB-Cで足りることもあります。有線LANや外付けの機器を複数つなぐなら、あったほうが机の上は片づくでしょう。
MacBook Airでも使えますか
使えます。むしろ端子の少ないAirのほうが、ドックの効果は大きく出ます。私も最初はAirで使い始めました。
10ギガの有線LANは体感で変わりますか
日常のウェブ閲覧や動画視聴では、違いをほとんど感じません。大きなファイルを落とすときや、NASとやり取りするときに差が出てきます。
古いThunderbolt 3のドックを新しいMacで使えますか
つながりますし、動きます。ただし速度も充電も、遅いほうの規格に合わせられる点には注意してください。
ファンの音は気になりますか
私の環境では気になりませんでした。静かな部屋で作業していても、意識して聞かないと分からない程度です。
中古で買うのはありですか
端子の構成が自分の使い方に合っていて、充電の出力が足りるなら選択肢になります。長く使うものなので、保証の有無は確認しておいたほうが安心でしょう。
まとめ


4年使って、故障は一度もありませんでした。手放した理由は製品の欠点ではなく、こちらの環境が変わったからです。
- ノート1台に絞るなら、ドックがあると机の上が片づく
- 10ギガの回線を活かすには、ドック側も10ギガ対応が必要
- 実際にFast.comで7.8Gbpsを記録できた
- 選ぶときに見るのは充電の出力と有線LANの速度
- パソコンの付属電源アダプタより大きい出力を選ぶと長く使える
ドックは本体より長く使える機器になります。次に買うパソコンのことまで考えて選んでほしいところです。
端子の数だけ見てたら危なかったね。



ええ。私は充電の出力で買い替えになりましたから、そこは先に見てください。


