「リフター ロング 後悔」と調べている方へ。1年以上乗った私の答えは、後悔していませんです。
大きい車だし、輸入車だし、何かしら困ってるんじゃないの?



正直なところ、大きさでも故障でも困っていません。ただ1つだけ、想定していなかったことがありました。
2025年5月に納車されて、1年以上が過ぎました。私はこれまで輸入車に乗り続けていて、前はプジョーの308SWでした。全長4,760mmという数字を見て不安になる方は多いと思います。ですが駐車場でも高さ制限でも、困った場面がありません。
その代わり、買う前にまったく想像していなかったところでつまずきました。取り外した3列目シートの置き場所です。この記事では、後悔しなかった理由と、買う前に想像しなかったこと、そして正規ディーラーへの不満を正直に書きます。
- 1年以上乗って後悔していないと言える理由
- 取り外した3列目シートをどこに置くか問題
- 積載量があることで増える、知り合いからの頼まれごと
- 正規ディーラーに感じている不満
- よく言われる弱点が実際どうだったか
- 標準ではなくロングを選んだ結果
- 壊れにくいと感じている背景
1年以上乗って後悔していない


まず、買う前に心配していたことがどうだったかを書きます。結論としては、どれも問題になりませんでした。
大きさで困った場面がない
リフター ロングの全長は4,760mmです。標準のリフターが4,405mmなので、355mm長いことになります。
この数字だけ見ると、駐車で苦労しそうに思えるでしょう。実際に乗ってみると、困った場面は出てきませんでした。見晴らしがよく、車体の角をつかみやすいことが効いているのだと思います。
| 項目 | リフター | リフター ロング |
|---|---|---|
| 全長 | 4,405mm | 4,760mm |
| 全幅 | 1,850mm | 1,850mm |
| 全高 | 1,855mm | 1,875mm |
注目したいのは、全幅が標準と同じ1,850mmだという点です。長くなっただけで、幅は変わりません。狭い道ですれ違うときの感覚は標準と同じになります。
高さ制限も問題になっていない
全高は1,875mmで、標準より20mm高いだけです。立体駐車場の制限に引っかかったことはありません。
ただし、これは使う場所によって変わるでしょう。機械式の駐車場を日常的に使う方は、事前に確認しておいたほうが安心です。
燃費と見た目に不満がない
買ってよかったと感じているのは、見た目と燃費の2つです。ディーゼルなので軽油であることも家計には効いています。
1.5ℓのクリーンディーゼルで、最高出力96kW(130ps)、最大トルク300Nm。数字だけ見ると控えめですが、低い回転から力が出るので、街中でも高速でも不足を感じません。


想像しなかった3列目の置き場所


ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。カタログにも試乗記にも出てこない話になります。
取り外せることは長所として語られる
リフター ロングの3列目シートは、2座独立の可倒式です。前方に折りたためるうえ、完全に取り外すこともできます。前後130mmのスライド機構も付いています。
公式サイトでも「大きな物を積む際には完全に取り外すことも可能」と、長所として説明されている部分です。実際そのとおりで、外せば荷室はとても広くなるのです。
外したあとの行き先を誰も書かない
ここで出てくるのが、外したシートをどこに置くかという問題になります。カタログにも、車を紹介する記事にも、この話は出てきません。
シートは車の中には残せません。残したら外した意味がなくなるからです。つまり家のどこかに置くことになります。ここを考えずに「取り外せる」という長所だけで判断すると、あとで困ります。
言われてみれば、外したシートってどこに行くんだろう。



うちは物置部屋です。場所は取りますし、軽くもありません。
うちは物置部屋に置いている
我が家の場合、外した3列目シートの置き場所は物置部屋です。常にそこにある状態で、正直に言えば邪魔です。
戻すつもりがないなら、置き場所をあらかじめ決めておいたほうがよいでしょう。物置や納戸のような場所がない住まいだと、ここは現実的な問題になります。7人乗りを3列目なしで使うつもりの方ほど、先に考えておきたい点です。
積載量が呼ぶ頼まれごと


これは車の欠点ではありません。大きい車を持ったことで起きた、生活のほうの変化です。
よく積める車だと知られる
3列目を外せば荷室は最大約2,693ℓになります。最大約3mまでの長い荷物に対応するとも公式に書かれています。
この積載量は、一度見せると覚えられるものです。「あの車なら積める」と思われるようになり、声がかかる回数が増えました。
荷物運びや買い物を頼まれる
知り合いから荷物を運んでほしい、買い物に付き合ってほしいと頼まれることが増えました。大きな家具、イベントの道具、まとめ買いの荷物。積めてしまうので断る理由がありません。
それは困ることなの?



困るとまでは言いません。ただ、買う前にまったく想像していなかったことではあります。
どう受け止めるか
頼られること自体は悪いものではないと感じています。車があることで人の役に立てる場面は、そう多くありません。
ただ、休日の予定が埋まる要因にはなります。積載量の大きい車を買うなら、荷物を積める人になるということも含めて考えておくとよいでしょう。
正規ディーラーへの不満


車そのものには不満がありません。一方で、買ったあとの付き合いには気になるところがあります。輸入車に乗り続けてきた立場から、正直に書いておきます。
連絡が来ないことがある
いちばん困るのは、連絡が来ないことがあるという点です。こちらから聞けば返ってきますが、待っていても進まない場面がありました。
急ぎの用件でなければ実害は小さいものの、気持ちのよいものではありません。待つ前に自分から確認する、と決めてしまうほうが楽だと考えています。
車の知識という点で物足りない
もう1つ感じているのが、担当してくれる方の車の知識です。細かい仕様や装備について尋ねたときに、期待した答えが返ってこないことがありました。
これは店舗や担当者によって差があるはずなので、すべての正規ディーラーがそうだとは思いません。ただ、輸入車を初めて買う方は「調べるのは自分」という前提でいたほうが落ち着いていられるでしょう。
付き合い方を先に決めておく
対策は単純です。疑問は自分で調べ、必要なことはこちらから連絡する。それだけで不満はかなり小さくなります。
輸入車を持つうえで、ここは避けて通れない部分かもしれません。車の出来とディーラーの対応は別物だと割り切っています。
よく言われる弱点の実際


リフターの弱点として挙げられることが、いくつかあります。1年以上乗った立場から見て、実際はどうだったのでしょうか。
2列目がリクライニングしない
よく指摘されるのがこれです。2列目のシートバックは角度を変えられません。
ただ、実際に困ったことはありません。もともとの角度が極端に立っているわけではないからです。長距離で後ろに人を乗せても、不満は出ませんでした。
2列目を前後に動かせない
2列目のスライド機構もありません。足元の広さを調整することはできない構造です。
もっとも、もともとの足元がかなり広く取られています。動かす必要を感じないので、これも実害にはなっていません。3座独立で、それぞれワンタッチでたためる点のほうが日常では効いてきます。
電動スライドドアではない
スライドドアは手動です。国産のミニバンから乗り換える方は、ここで戸惑うかもしれません。
慣れの問題だと感じています。子どもが小さくて手がふさがりがちな時期なら、電動のほうが便利でしょう。評価が分かれるのは、乗る人の年齢によるところが大きいと思います。


標準ではなくロングを選んだ結果


355mmの差にお金を払う価値があったのか。これも気になるところでしょう。
荷室の数字がはっきり違う
公式の荷室容量を並べると、差がよく分かります。
| 状態 | リフター | リフター ロング |
|---|---|---|
| 5名乗車時 | 983ℓ | 1,538ℓ |
| 2列目シートバック格納時 | 2,126ℓ | 2,693ℓ |
5名乗車時で555ℓの差があります。3列目を外して2列目をたたむと、最大約2,693ℓです。公式では最大約3mまでの長い荷物に対応するとされています。
ロングを選んで困らなかった
取り回しで苦労していない以上、長いほうを選んで損をした場面はありません。荷物を積む機会が多いなら、素直にロングでよいと考えています。
標準で足りる人
とはいえ、全員にロングを勧めるわけではありません。積むものが日常の買い物程度なら、標準の983ℓでも困らないでしょう。
3列目を使う予定がなく、置き場所も用意できないのであれば、はじめから標準を選ぶほうがすっきりします。ロングの価値は荷室と7人乗りにあるので、そこを使わないなら差額の意味は薄くなります。
リフター ロングのよくある質問


買う前に私が気にしていたことと、実際に聞かれることです。
全長4,760mmは運転しにくいか
慣れれば気になりません。全幅は標準と同じ1,850mmなので、すれ違いの感覚は長さほど変わらないからです。不安なら、普段使う駐車場の寸法だけ先に測っておくとよいでしょう。
壊れやすいのではないか
1年以上乗って、不具合は出ていません。私は輸入車を乗り続けていますが、故障で困った記憶はそれほど多くありません。参考までに、トヨタは2018年11月の発表で、PSA(現ステランティス)のスペイン・ビーゴ工場でつくられる小型商用車をヨーロッパで自社ブランドとして売ると明らかにしています。同じ系統の車が他社ブランドでも扱われている、という事実は安心材料の1つです。
出典:Toyota Newsroom Europe「Groupe PSA and Toyota open the next chapter of their long-term partnership in Europe」(2018年11月30日)
3列目は使っているか
使っていません。外して家に置いてあります。7人で乗る機会がないためです。必要なときに戻せる点は、取り外し式の利点だと思います。
ディーゼルで不便はないか
ありません。軽油を入れる場所に困ったことも、エンジンの音が気になったこともありませんでした。燃料代が安いことのほうが日常では大きく効いています。
正規ディーラーの対応はどうか
車に比べると満足度は低めです。連絡が来ないことがあり、細かい仕様を尋ねても期待した答えが返らない場面がありました。店舗によって差はあるはずなので、購入前に何度か足を運んで確かめるのが確実でしょう。
まとめ


1年以上乗った結論を整理します。
- 2025年5月の納車から1年以上。後悔している点はない
- 輸入車に乗り続けてきたが、故障で困った記憶は多くない
- 全長4,760mmでも駐車や高さ制限で困った場面はなかった
- 全幅は標準と同じ1,850mm。長くなっただけで幅は変わらない
- 想像していなかったのは、取り外した3列目シートの置き場所。うちは物置部屋
- 積載量があると知られると、荷物運びや買い物を頼まれることが増える
- 正規ディーラーは連絡が来ないことがあり、知識の面でも物足りなさを感じた
- 2列目のリクライニングとスライドがない点は、実際には困っていない
- 荷室は5名乗車時で1,538ℓ、2列目格納で最大約2,693ℓ
後悔で調べている方に伝えたいのは、心配していたことはだいたい起きないということです。むしろ気にすべきは、カタログに書かれない3列目シートの行き先でしょう。
大きさより、置き場所の話だったんだね。



そうなんです。買う前に考えておけば、悩む必要のない話でもあります。
選んだ理由と実燃費、ドリンクホルダーの交換については別の記事に書いています。




