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車に乗るたびにスマートフォンをケーブルでつなぐ。この手間がなくなりました。
ワイヤレス接続になったということですか?



少し違います。機器そのものは挿したままですが、スマートフォンを触らなくてよくなりました。
プジョー リフターの純正CarPlayは有線です。乗り込むたびにケーブルを挿していたのですが、OttoAibox P3を付けてからはスマートフォンを出さなくなりました。SIMを入れて使っているので、この箱だけで完結しています。
この記事に書くのは、純正で何が面倒だったのか、付けて何が変わったのかという点です。起動が遅いことやフリーズすることも含めて、使っている状態をそのまま残しておきたいと思います。
- 純正の有線CarPlayで面倒だったこと
- OttoAibox P3はどういう機器か
- スマートフォンが不要になると何が変わるか
- 動画を見られるようになって変わったこと
- 起動の遅さとフリーズという弱点
- 取り付けと通信の準備
純正CarPlayで面倒だったこと


不満は大きく2つありました。どちらも些細なものですが、毎回のことなので積み重なっていきます。


乗るたびにケーブルを挿す
リフターの純正CarPlayは有線です。使うにはスマートフォンをケーブルでつなぐ必要がありました。
近所に行くだけの数分でも、挿して、降りるときに抜く。この往復が毎回発生するのが地味に面倒でした。結局つながずに出発して、音楽もナビも使わない日があったほどです。
ワイヤレスCarPlayの変換アダプターもありますよね



そちらも検討しました。ただ、やりたかったのは動画を見ることだったので選びませんでした。
通知がモニターに出てしまう
もう1つが通知です。スマートフォンをつないでいる状態なので、届いたメッセージが車のモニターに表示されます。
自分ひとりなら構いません。ただ家族が乗っているときに、仕事の連絡が大きな画面に出るのは落ち着かないものでした。設定で止めることはできますが、乗るたびに気にするのが億劫になっていきます。
スマートフォンが熱を持つ
つないでいる間は充電されます。ただ画面を点けたまま地図を出し続けると、本体はそれなりに熱くなりました。
夏場は特に気になります。長距離を走った後にスマートフォンを握ると、思ったより熱いことがありました。
OttoAibox P3でできること


機器の説明を先にします。これはCarPlayを置き換える装置ではなく、車のモニターにAndroidを映す箱だと考えると分かりやすいでしょう。
中身はAndroid端末
OSはAndroid 12です。処理チップや記憶領域の構成も、数年前のスマートフォンに近いものが入っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Android 12(OttoDrive 2.0) |
| チップ | Qualcomm Snapdragon 665 |
| メモリ | 8GB RAM + 128GB |
| 無線 | Wi-Fi(2.4/5GHz)・Bluetooth 5.0 |
| 端子 | Mini HDMI出力 / USB Type-A |
| SIM | nano SIM(データ通信のみ) |
| 外部記憶 | microSD 最大256GB |
出典:Ottocast公式サイトおよび製品の取扱説明書
つまり、アプリを入れて動かせる端末がそのまま車に載っている状態です。このおかげで、純正のCarPlayでは選べなかったアプリが使えるようになりました。
車とはケーブルでつなぐ
誤解されやすい点を先に書いておきます。本体と車はUSBケーブルでつなぎます。ケーブルが完全になくなるわけではありません。
ただし一度挿せば、そのままにしておけます。毎回抜き差ししていたのはスマートフォンのほうだったので、そこが消えたことが大きな違いでした。
| 純正の有線CarPlay | OttoAibox P3 | |
|---|---|---|
| 毎回の操作 | スマートフォンを挿す | エンジンをかけるだけ |
| ケーブル | スマートフォンに挿す | 本体に挿したまま |
| 通信 | スマートフォンの回線 | SIMまたはテザリング |
| アプリ | CarPlay対応のものだけ | Androidのアプリ |
SIMを入れれば単体で動く
nano SIMを挿せます。私はSIMを入れているので、スマートフォンを一切使わずに動く状態です。
地図も動画も、この箱が自分で通信して表示します。スマートフォンは鞄に入れたままで構いません。
付けて変わったこと


使ってみて変わったのは3つです。想像していたものと、していなかったものがありました。
スマートフォンを出さなくなった
乗ってエンジンをかければ、そのまま使えます。ケーブルを探すことも、画面を操作することもありません。
結果として、スマートフォンの通知が車のモニターに出なくなりました。家族が乗っているときに気を遣わずに済むのは、付ける前には考えていなかった効果です。
スマートフォンは車内でまったく使わないのですか



地図も音楽も箱側で動くので、運転中に触ることはなくなりました。
動画が見られるようになった
Android端末なので、動画のアプリが動きます。YouTube、Netflix、Amazonプライム・ビデオといったサービスを車のモニターで見られるようになりました。
子どもがいる移動では、ここが一番変わったところです。渋滞や待ち時間の過ごし方が、以前とはまったく違っています。
- YouTube:短い待ち時間に向く
- Netflix・Amazonプライム・ビデオ:長距離の移動に向く
- 音楽や音声のアプリ:画面を見なくても使える
画面を分けて表示できる
地図と動画を同じ画面に並べる機能もあります。どういう機能かを知っておくと、使い方を決めやすいでしょう。
ただし運転者は走行中に画面を見ません。この機能を使うのは、後席の同乗者が見るときや、停車しているときに限っています。運転中に映像を見る行為は危険であり、法令上も認められません。
走行中の画面の注視は法令で制限されています。同乗者向けの利用や停車中の利用にとどめてください。
気になる点


良いことばかりではありません。買う前に知っておきたい弱点が2つあります。
起動が遅い
エンジンをかけてから使えるようになるまで、少し待ちます。スマートフォンのように、すぐ画面が出るわけではありません。
近所へ短時間の移動をするときは、起動を待っているうちに着いてしまうこともありました。すぐ使いたい人には、この待ち時間が気になるはずです。
時々フリーズする
使っていると画面が固まることがあります。毎回ではありませんが、忘れた頃に起こりました。
困るのは操作中に止まったときです。安全な場所に停めてから対処する前提で考えておいたほうがよいでしょう。
弱点をどう受け止めるか
この2つがあっても、私は使い続けています。スマートフォンを出さなくてよくなった利点のほうが大きいからです。
一方で、動作の安定を最優先する人には向きません。完成された純正品と同じものを期待すると、違和感が出るでしょう。
取り付けと通信の準備


取り付けで困ることはありませんでした。準備が要るのは通信のほうです。
取り付けは挿すだけ
車のUSBポートに挿すだけで終わりました。工具も配線の加工も使っていません。
リフター側で特別な設定をした記憶もありません。車をいじるのが不安な人でも、この部分は身構えなくてよいはずです。
SIMをどうするか
動画を見るには通信が要ります。私はnano SIMを入れて、この箱自体に通信させました。
- SIMを入れる:スマートフォンが不要になる
- テザリングを使う:スマートフォン側の操作が残る
- 自宅のWi-Fiで事前にダウンロードしておく:通信量を抑えられる
どれを選ぶかで使い勝手が変わります。スマートフォンを触りたくないならSIMが確実でしょう。動画をどれだけ見るかで必要な通信量も変わるので、そこは使い方に合わせて決めることになります。
置き場所を決めておく
本体は手のひらに乗る大きさです。視界や操作の邪魔にならない場所に収めておきたいところです。
使う前に知っておくこと


買う前に確認しておきたい点をまとめます。向く人と向かない人がはっきり分かれる機器です。
純正が有線CarPlayであること
この機器は、純正の有線CarPlayにつないで使います。そもそもCarPlayに対応していない車では使えません。
自分の車が対応しているかは、取扱説明書やディーラーで確認しておきたいところです。
運転者は画面を見ない
繰り返しますが、走行中に運転者が画面を注視するのは危険です。動画の機能は、同乗者や停車中のためのものだと考えてください。
向く人と向かない人
| 内容 | |
|---|---|
| 向く人 | スマートフォンを毎回つなぐのが面倒な人/子どもを乗せる機会が多い人/後席で動画を見せたい人 |
| 向かない人 | 起動の速さを重視する人/動作の安定を最優先する人/純正と同じ完成度を求める人 |
OttoAibox P3のよくある質問


使い始める前に迷いやすい点を挙げておきます。
スマートフォンは必要ですか
SIMを入れていれば不要です。私はスマートフォンを鞄に入れたまま使っています。SIMを入れない場合は、テザリングなどで通信を用意することになるでしょう。
ケーブルは完全になくなりますか
なくなりません。本体と車はUSBケーブルでつなぎます。消えるのは、スマートフォンを毎回挿す手間のほうです。
取り付けに工具は要りますか
要りませんでした。USBポートに挿すだけで使えています。配線を加工する作業は発生していません。
運転中に動画を見てもいいですか
いけません。走行中に運転者が画面を注視することは法令で制限されており、危険でもあります。動画は同乗者向け、または停車中の利用にとどめてください。
リフター以外の車でも使えますか
純正で有線のCarPlayに対応している車であれば使えるとされています。ただし私が試したのはリフターだけなので、ほかの車種での動作は分かりません。
フリーズしたらどうしますか
安全な場所に停めてから対処しています。走行中に操作しようとするのは避けたほうがよいでしょう。
純正のCarPlayは使えなくなりますか
使えなくなるわけではありません。この箱を外してスマートフォンを挿せば、元の状態に戻ります。
まとめ


リフターにOttoAibox P3を付けた話をまとめます。一番の変化は、スマートフォンを出さなくなったことです。
- 純正の有線CarPlayは、乗るたびにスマートフォンを挿す必要があった
- スマートフォンの通知が車のモニターに出るのも気になっていた
- OttoAibox P3はAndroid 12が動く箱。車とはUSBケーブルでつなぐ
- SIMを入れたのでスマートフォンは不要になった
- 動画のアプリが使えるようになり、子どもを乗せる移動が変わった
- 弱点は2つ。起動が遅いことと、時々フリーズすること
- 運転者は走行中に画面を見ない。動画は同乗者向けか停車中に限る
純正に不満があるなら、社外品で解決できる場面はあります。ドリンクホルダーを替えたときも同じでした。




