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こどもNISAの口座を、楽天証券とSBI証券のどちらで開くか。コストだけで見ると、答えははっきりしています。
信託報酬0.00%のファンドがあるって聞いたけど。



SBI証券が出しました。正直、これは強いです。
SBI証券はこどもNISA専用に、信託報酬が年率0.00%のファンドを用意しました。長く持つほど効いてくる費用がゼロになります。
我が家には中学2年の子どもがいて、ジュニアNISAで積んだ分をそのまま持っています。こどもNISAもSBI証券で開くつもりです。ただし決めたときは、このファンドの存在を知りませんでした。別の理由で選んでいて、あとから調べて知ったというのが実際のところです。この記事では、コストの差を確かめたうえで、それでも楽天証券を選ぶ理由があるのかを整理します。
- 信託報酬0.00%のファンドの中身と、見落としやすい注意点
- コストの差が18年でどう効くか
- それでも楽天証券を選ぶ理由があるか
- 実際には何で決まってしまうのか
- 必要な書類と申込みの流れ
- 我が家がSBI証券にした理由


コストで見ればSBIが有利


まず事実から確認します。ここを曖昧にしても意味がありません。
信託報酬0.00%のゼロカン
SBI証券はこどもNISAの開始にあわせて、専用のファンドを用意しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ファンド名 | SBI・ゼロ・オールカントリー・インデックス・ファンド(愛称:ゼロカン) |
| 信託報酬 | 年率0.00%(税込) |
| 連動する指数 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
| 設定日 | 2026年11月17日 |
| 買えるのは | こどもNISAでの積立購入に限られる |
| 成人後 | こどもNISAの残高は通常のNISAに引き継がれ、0.00%のまま継続保有できる |
同じマザーファンドを使う「SBIオールカントリー」は信託報酬が年率0.055%です。こちらは業界最低水準とされています。つまり最低水準の商品をさらに下回る設定を、こどもNISA専用に用意したことになります。
0.00%は完全無料ではない
ただし、見落としやすい注意書きがついているのです。発表の原文はこうなっています。
「信託報酬0.00%」は、信託財産から日々差し引かれる委託会社・受託会社・販売会社への運用の対価(信託報酬)が0.00%であることを指します。…これとは別に、監査報酬、有価証券の売買に伴う売買委託手数料等が信託財産から間接的にご負担いただく費用として発生します。
運用の対価がゼロというだけで、費用が一切かからないわけではありません。とはいえいちばん大きい部分がゼロになるのは確かです。誇張ではなく、実際に強い条件だと思います。
18年持つ前提だから効く
信託報酬は持っている間ずっとかかります。0歳から始めれば18年、14歳からでも4年です。
子どもの口座は、途中で売ることを想定しにくい性質があります。長く持つほど差が開くのですから、コストを基準に選ぶ考え方には理屈が通っているでしょう。
出典:SBI証券「「ゼロ革命」第4弾 こどもNISA専用『信託報酬0.00%』ファンド…取扱い開始のお知らせ」(2026年10月1日)
我が家は知らずにSBIを選んでいた


ここで正直に書いておきます。私はこのファンドを知らないままSBI証券に決めていました。
ジュニアNISAがSBIにある
理由は単純で、子どものジュニアNISA口座がもともとSBI証券にあるからです。同じところで開けば、子どもの資産を1か所で見られます。
ジュニアNISAは2023年で終わりましたが、持っている分は18歳まで非課税で残せます。別の証券会社で開くと、管理する画面が2つになるだけでした。
調べて初めて知った
この記事を書くために両社の発表を読み比べて、0.00%のファンドの存在を知りました。決めたあとの話です。
じゃあ結果オーライってこと?



そうなります。ただ、だから胸を張れるかというと、それはまた別の話です。
結果的に重なっただけ
既存の口座という理由と、コストという理由が、たまたま同じ方向を指していました。そうでない家庭のほうが多いはずです。
親の口座が楽天証券にあるなら、話は変わってきます。0.00%のためにわざわざ別の証券会社で開くべきなのか。ここが本当の論点でしょう。
それでも楽天を選ぶ理由


コストで負けていても、楽天証券を選ぶ理由はあります。続けられるかどうかという観点です。
月100円から積める
楽天証券は投資信託を100円から積み立てられます。1円単位で設定できるので、子どものおこづかいの範囲で始めるような使い方もできます。
年60万円の枠を埋めることだけが正解ではありません。少額でも続くほうが、途中で止まるより強いと考えています。
ポイントで積める
楽天グループで貯まったポイントを、1ポイント1円として投資に使えます。現金を出さずに積立ができるということです。
子どもと一緒に「今月はポイントでこれだけ買えた」と話せるなら、それ自体が金融教育になるでしょう。金額に表れない価値がここにあります。
家族でまとめて見られる
家族プログラムで家族の口座を登録できるほか、親の口座から子どもの残高を確認できるサービスが今冬に始まる予定です。資産づくりアプリのiGrowでも、こどもNISAを含めた管理ができるとされています。
18歳までは親が代わりに見る期間が続きます。見やすさは地味ですが、長く効いてくる部分でしょう。
出典:楽天証券「【こどもNISA】10月1日(木)より口座開設受付開始!」(2026年9月14日)
実際は親の口座で決まる


ここまで比べてきましたが、現実にはもっと手前で決まります。
親権者の口座が先に要る
こどもNISAは親権者の口座がある証券会社で開くのが基本です。子どもの口座だけを作ることはできません。
親がどちらにも口座を持っていないなら、親の口座開設から始まります。すでにどちらかにあるなら、そのまま同じところで開くのがいちばん早い。比較の前に、この事情で決まる家庭は多いはずです。
移すより開くほうが早い
0.00%が魅力でも、そのために親の口座を新しく作るかどうかは別の判断になります。手続きの手間と、浮く費用を比べる話です。
積立額が小さいうちは、費用の差より手間のほうが大きく感じられるでしょう。逆に満額に近い金額を長く積むつもりなら、動く価値が出てきます。
口座を分けない
もう1つ考えたいのが、子どもの資産を何か所で持つかです。18歳になれば本人のものになります。
引き継ぐときに1か所にまとまっているほうが、説明もしやすい。我が家がジュニアNISAと同じSBI証券にしたのは、ここが大きい理由でした。


必要書類と申込みの流れ


どちらを選ぶにしても、用意するものは似ています。細かい違いを押さえておきましょう。
楽天証券は住民票の写し
楽天証券は住民票の写しが必要です。ただし記載内容に条件があります。
- 世帯全員が記載されたもの
- 子どものマイナンバーの記載があること
- 続柄の記載があること
どれかが欠けていると受け付けてもらえません。役所で取るときに伝えるか、コンビニ交付なら記載の選択を間違えないようにしたいところです。
SBI証券は2通りの入口
SBI証券は、子どもの未成年口座をすでに持っているかで手順が分かれます。
| 状況 | 手順 |
|---|---|
| こども口座がある | こども口座にログイン →「こどもNISA|開設」→ 本人確認書類をアップロード |
| こども口座がない | 親権者の口座にログイン →「こども口座|開設」→ NISA口座の選択で「新規で開設する」 |
対象は2027年1月1日時点で18歳未満の方です。18歳になる年の判定は誕生日ではなく、その年の1月1日時点で見る点に注意してください。
開設は2027年1月以降
どちらも申し込んですぐ開くわけではありません。証券会社と税務署の審査を経て、開設は2027年1月以降になります。
年内に手続きを済ませておけば、年明けから積立を始められます。書類の準備に時間がかかることもあるので、早めに動いておいて損はないでしょう。
証券会社選びのよくある質問


調べているときに気になった点を並べます。
0.00%のファンドだけで決めていいか
コストは大事ですが、それだけでは決まりません。0.00%は運用の対価がゼロという意味で、ほかの費用は別にかかります。また、積立を続けられる環境かどうかも同じくらい重要でしょう。
あとから証券会社を変えられるか
通常のNISAなら年単位で金融機関を変更できる仕組みです。こどもNISAの扱いは各社の案内を確認してください。いずれにしても手間はかかるので、最初に決めておくほうが楽になります。
親と子で別の証券会社にできるか
こどもNISAは親権者の口座がある証券会社で開くのが基本です。親が複数の証券会社に口座を持っているなら、どちらの口座から申し込むかで決まります。
ジュニアNISAと同じ証券会社にすべきか
決まりはありませんが、まとめておくと管理が楽です。我が家がSBI証券にしたのもこの理由でした。ジュニアNISAの分は18歳まで非課税で持てるので、その間ずっと同じ画面で見られます。
キャンペーンはどう見ればいいか
両社とも受付開始にあわせた企画を実施しています。ただ内容も期間も変わるので、申し込む時点で公式サイトを確認するのが確実です。一時的な特典より、18年続けられるかで選ぶほうが結果は大きいと思います。


まとめ


こどもNISAをどこで開くかについて整理します。
- SBI証券はこどもNISA専用に信託報酬0.00%のファンドを用意した
- ただし0.00%は運用の対価のこと。監査報酬などは別にかかる
- 長く持つほど効くので、コストで選ぶ考え方には理屈がある
- 楽天証券は100円からの積立、ポイント投資、家族での管理に強い
- 制度の中身は証券会社が違っても同じ。年60万円・非課税600万円
- 親権者の口座がどこにあるかで決まる家庭は多い
- 我が家はジュニアNISAがSBI証券にあるので、そのままSBI証券にする
- 0.00%のファンドは、決めたあとに知った
コストで見ればSBI証券が有利です。それでも、続けられる形かどうかが先に来ると考えています。親の口座がどこにあるかを確かめるところから始めてみてください。
安いところが正解とは限らないんだね。



18年続ける前提なので、途中で止まらない形のほうが効きます。
制度そのものの内容と、ジュニアNISAの扱いは別の記事にまとめています。




