【人事20年の本音】50代から社労士は遅い?受験を決めた理由

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「50代から社労士を目指すのは、もう遅いのではないか。」勉強を始めたい気持ちはあっても、年齢や記憶力、仕事との両立が気になって踏み出せない方は多いはずです。

私は人事の仕事に20年以上携わり、今は2027年8月の社会保険労務士試験に向けて勉強しています。2026年の前半から、通信講座のスタディングを使ってスキマ時間に進めているところです。

結論から言うと、厚生労働省の発表では、合格者の4人に1人以上が50代以上でした。この記事では、合格者のデータと、私が受験を決めた理由、資格の使い道、勉強の不安との向き合い方をまとめます。

この記事でわかること
  • 50代以上の合格者の割合
  • 人事20年の私が受験を決めた理由
  • 社労士資格の3つの使い道
  • 50代会社員のスキマ時間の勉強法
  • 受験資格や登録のよくある疑問
読者

50代から社労士の勉強を始めても、もう遅いんじゃないかな。

サトエヴォ

合格者の4人に1人以上は50代以上です。私も時間と記憶力は不安ですが、スキマ時間を使って勉強を続けています。

目次

データで見る50代からの社労士

社労士試験の合格者データから50代の割合を解説するセクションのバナー画像

年齢が気になるときは、実際の合格者を見るのが近道です。厚生労働省は毎年、社会保険労務士試験の合格者数とあわせて、年齢別や職業別の構成を公表しています。ここでは、2025年8月に行われた第57回試験の結果を使います。2026年の第58回試験の結果は、10月1日に発表される予定です。

合格者の4人に1人以上は50代以上

第57回試験の合格者を年齢別に見ると、次のとおりです。

年齢合格者に占める割合
20歳代以下12.7%
30歳代32.5%
40歳代27.5%
50歳代18.9%
60歳代以上8.4%

出典:厚生労働省「第57回社会保険労務士試験の合格者発表」資料4(2025年)

50歳代と60歳代以上を合わせると、合格者の27.3%、4人に1人以上が50代以上です。最年長の合格者は78歳でした。年齢だけを理由にあきらめる必要はないと、数字が示しています。

合格率5.5%の難しい試験

一方で、試験そのものは簡単ではありません。第57回の受験者は43,421人で、合格者は2,376人、合格率は5.5%でした。前年の6.9%より下がっています。

50代の合格者が多いのは、それだけ多くの50代が挑戦しているからでもあります。年齢で点数が変わる試験ではない一方、準備に時間がかかる試験だと考えておくのが現実的です。

合格者の6割近くは会社員

職業別に見ると、合格者の58.4%が会社員でした。上位の職業は次のとおりです。

  • 会社員:58.4%
  • 公務員:11.7%
  • 無職:11.0%
  • 団体職員:4.8%
  • 自営業:3.6%

仕事を続けながら勉強して合格している人が多いと考えてよさそうです。私も会社員として働きながら、仕事の合間に勉強を進めています。

人事20年で社労士を目指す理由

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私が受験を決めた理由は、大きく2つあります。人事の仕事を法律の面から裏付けたいことと、会社を離れたあとの仕事の柱にしたいことです。新卒で金融機関に入って営業を経験し、その後は人事の仕事を中心に20年以上働いてきました。今の勤務先は6社目です。

経験を法律の根拠で裏付けたい

人事の仕事では、給与計算や社会保険の手続き、定年前の説明、制度の見直しなどに関わってきました。こうした知識の多くは、仕事をしながら身につけてきたものです。

だからこそ、経験で覚えてきたことを、法律の根拠から体系立てて理解したいと考えました。社労士試験の科目は、労働基準法や雇用保険法、健康保険法、厚生年金保険法など、人事の仕事と重なる法律が中心です。

会社を離れたあとの仕事の柱

もう1つの理由は、将来の働き方です。私は将来、会社を離れて自営業として働くことも視野に入れています。そのときに、これまでの人事の経験を仕事につなげる手段として、社労士の資格が役に立つはずです。

社労士には、労働や社会保険の書類を作って役所に出す手続きなど、登録した社労士でなければ報酬を得て行えない仕事があります。人事の経験と資格が結びつけば、会社の外でも働き方の選択肢が広がるでしょう。

2027年8月の試験に向けて勉強中

勉強を始めたのは2026年の前半です。通信講座のスタディングを使い、2027年8月の試験での合格を目指しています。試験の基本的な流れは次のとおりです。

  • 試験は年に1回(2026年は8月23日に実施)
  • 問題は選択式8問と択一式70問
  • 2026年の合格発表は10月1日

1年に1回しかないため、不合格なら次のチャンスは1年後です。だからこそ、スキマ時間を積み上げて準備を進めています。

社労士資格の3つの使い道

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資格は取ることより、取ったあとにどう使うかが大切です。私が考えている使い道は、今の会社での人事、転職、開業や副業の3つです。どれか1つに決めてしまうのではなく、そのときの状況に合わせて選べる状態を目指しています。

今の会社の人事で使う

1つ目は、今の仕事での活用です。社員から社会保険や休業、退職の手続きについて聞かれたときに、法律の根拠を踏まえて説明しやすくなるはずです。

ただし、合格しただけでは「社会保険労務士」と名乗ることはできません。社内で知識を生かす場合も、名乗り方には注意が必要です。

50代と60代の転職で武器にする

2つ目は、転職での活用です。私は人事として採用にも関わってきましたが、50代の転職では、これまでの経験を具体的に示せるかが大切になります。

人事の経験に社労士の資格が加われば、労務の知識を客観的に示す材料になります。60歳以降に働き方を変えるときも、選べる仕事の幅を広げてくれるでしょう。会社に残っても辞めても困らない状態をつくる考え方は、こちらの記事にまとめています。

開業や副業につなげる

3つ目は、開業や副業です。ただし、試験に合格しただけでは社労士として仕事はできません。社労士として登録するには、2年以上の実務経験か、事務指定講習の修了が必要です。

事務指定講習は、実務経験が2年に満たない合格者向けの講習です。全国社会保険労務士会連合会によると、4か月の通信指導とeラーニングを組み合わせて行い、費用は77,000円(税込)とされています。人事の仕事が実務経験として認められるかは仕事の内容によるため、登録前に確かめておきたいところです。

会社員のまま副業で社労士の仕事をするなら、勤め先の就業規則で副業が認められているかも確認しなければなりません。

50代会社員の勉強の不安と対策

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50代で勉強を始めて、私が不安に感じていることは2つあります。仕事と家庭の合間で勉強時間を確保できるか、そして年齢を重ねた今、覚えたことを定着させられるかです。ここでは、今の時点で続けていることを紹介します。

スキマ時間で勉強時間を確保

平日にまとまった時間を取るのは簡単ではありません。そこで、決まった時間を待たず、空いた時間をすべて勉強に回すようにしています。私が勉強に使っている時間は次のとおりです。

  • 朝の出勤前
  • 通勤や移動の途中
  • 昼休みなどのスキマ時間
  • 子どもの送迎の合間
  • 夜や休日

1回が短くても、1日の中で何度も触れれば勉強時間は積み上がります。1週間で実際にどれくらい勉強できているかは、記録を取って別の記事で紹介する予定です。

年齢と記憶力への不安

もう1つの不安は記憶力です。社労士試験は範囲が広く、法律ごとに細かい数字や期間が出てきます。

今やっているのは、テキストを何度も読むことと、問題演習を繰り返すことの2つです。1回で覚えようとせず、何度も触れて記憶に残すようにしています。

通信講座スタディングを選んだ理由

教材には、通信講座のスタディングを使っています。選んだ理由は、受講料が安いことと、スマホで勉強できることの2つです。

スキマ時間で勉強する私にとって、スマホで講義やテキストを開けることは欠かせません。送迎の合間や昼休みにも、その場ですぐに勉強を始められます。

50代から社労士のよくある質問

50代から社労士を目指す人のよくある質問をまとめたセクションのバナー画像

最後に、50代から社労士を目指すときに気になりやすい疑問をまとめます。私は社労士ではなく、受験に向けて勉強中の会社員です。細かい条件は、社会保険労務士試験オフィシャルサイトや全国社会保険労務士会連合会の公式情報で確認してください。

人事の経験がなくても目指せるか

目指せます。受験資格に人事の経験は求められていません。職業別に見ても、合格者は会社員や公務員、無職の方などさまざまです。

受験資格には何があるか

受験資格には、大きく3つの区分があります。どれか1つを満たせば受験できます。

  • 学歴:大学や短大、高専などの卒業
  • 実務経験:労働社会保険に関する事務などが通算3年以上
  • 国家試験の合格:行政書士試験など、厚生労働大臣が認めた試験

ほかにも細かい条件があるため、社会保険労務士試験オフィシャルサイトで確かめておくと安心です。

合格したらすぐに開業できるか

すぐにはできません。登録には、2年以上の実務経験か事務指定講習の修了が必要です。登録するまでは「社会保険労務士」と名乗れない点にも注意しましょう。

FPと社労士は何が違うか

FPはお金の計画全体を扱う資格で、社労士は労働と社会保険の手続きや相談を扱う資格です。社労士には、書類の作成や提出の代行など、登録した社労士でなければ報酬を得て行えない仕事があります。

年金や社会保険はFPの試験でも出てくる分野なので、FPを勉強した人には入りやすい面もあるでしょう。FPの勉強の始め方は、こちらの記事で紹介しています。

独学と通信講座はどちらがいいか

どちらが正解ということはありません。独学は費用を抑えられる一方で、法改正への対応や勉強の順番を自分で考える必要があります。通信講座は費用がかかるものの、教材と勉強の流れがそろっています。

私は、費用を抑えつつスマホで勉強できる点を重視して、スタディングを選びました。

勉強時間はどれくらい必要か

必要な勉強時間に、公的な目安はありません。講座や予備校によって示す時間は違うため、自分の生活の中でどれだけ時間を作れるかから考えるのが現実的です。

まとめ

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50代から社労士を目指すのは、決して遅くありません。合格者の4人に1人以上は50代以上で、会社員として働きながら合格する人も多い試験です。

この記事のまとめ
  • 50代以上の合格者は27.3%
  • 合格率は5.5%で準備に時間が必要
  • 受験の理由は仕事の裏付けと将来の仕事
  • 使い道は人事・転職・開業や副業
  • 登録には実務2年か事務指定講習
  • スキマ時間とスマホで勉強を継続

大切なのは、年齢よりも勉強を続けられる仕組みをつくることです。私も2027年8月の試験に向けて、スキマ時間を積み上げていきます。

これから勉強を始めるなら、まずは自分の生活に合う教材を選ぶところから始めてみてください。勉強の記録は、このブログで引き続き書いていきます。

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