iPhone 15 ProからiPhone 17 Proに替えて、約1年が経ちました。iPhone 3Gの頃から使ってきましたが、買い替えの満足度としては地味な部類に入ります。
そして2026年9月9日、iPhone 18 Proが発表されました。結論から書くと、私は18 Proを見送ります。1年で替えるだけの理由が見つからなかったからです。
この記事では17 Proを1年使って分かったこと、そして18 Proと何が違うのかを書きます。買い替えを迷っている方の判断材料になれば幸いです。なおカメラの話は別の記事に分けています。
17 Proから18 Proに替える価値ってあるの。



カメラで撮り方を変えたい人なら意味があります。それ以外は急がなくていいと思います。
- 15 Proから替えて何が変わったか
- 1年使って残った不満
- Wi-Fi 7の実測値
- eSIM専用で困ったこと
- 18 Proを見送る判断
17 Proへ替えた理由


そもそも15 Proに不満があったわけではありません。動作は快適でしたし、画面もきれいでした。それでも替えたのはバッテリーと発熱が限界に来ていたからです。性能に惹かれた買い替えではありませんでした。
2年でバッテリーが劣化した
15 Proを2年使って、明らかに電池の減りが早くなっていました。朝に満充電で出ても、夕方には残量を気にする状態です。
バッテリー交換という選択肢もありましたが、費用と手間を考えて本体ごと替えることにしました。
夏に発熱で充電が止まった
もうひとつが発熱です。15 Proは夏場に本体が熱くなりすぎて、充電が止まってしまうことがありました。
外出先でこれが起きると打つ手がありません。17 Proに替えてからは、発熱はあるものの充電が止まる場面には遭っていません。


カメラの話は別にした
この記事ではカメラに触れないことにしました。撮り比べには時間がかかるので、別の記事にまとめる予定です。
1年使って良かった点


1年使って、替えて良かったと思える点は3つでした。どれも派手ではありませんが、毎日触るものなので効き方が積み重なります。逆に言えば、この3つに困っていない方は急ぐ必要がありません。
夜まで電池が残る
いちばん違いを感じたのがここです。同じ使い方をした日の残量を並べるとこうなります。
| 機種 | 1日外出した夜の残量 |
|---|---|
| 15 Pro(2年使用後) | 20%以下 |
| 17 Pro | 40%前後 |
2年経った15 Proの劣化も含まれるので単純な比較にはなりません。それでも動画を見た日やSNSを長く使った日の安心感は明らかに違いました。
重い処理でも粘る
普段のLINEやSNSでは差を感じません。違いが出るのは重いアプリを使うときです。
動画編集のアプリを開いたとき、Safariでタブを大量に開いたとき、このあたりで引っかかりが減りました。Face IDの認証も一瞬です。
屋外で画面が見える
15 Proでは日中の屋外で、輝度を最大にしても見づらい場面がありました。17 Proではかなり改善しています。
地図を見ながら歩くときなど、屋外で使う機会が多い方には効いてくる部分でしょう。
Wi-Fi 7で変わったこと


17 ProからWi-Fi 7に対応しました。自宅のルーターも対応機に替えているので、速度の差を実際に測れる環境にあります。数字と体感の両方を書いておきます。
下りで1.5倍になった
15 ProのWi-Fi 6Eでも十分に速かったのですが、Speedtestで測ると下りで1.5倍近くまで伸びました。
大きなアプリや動画をダウンロードするときに、待たされる感覚がほぼ消えます。
クラウドの待ち時間が消えた
写真と動画はiCloudに自動でバックアップしています。15 Proの頃は完了を待つ時間がありました。
17 Proではほぼその場で反映されます。撮ってすぐ別の端末で見られるので、使い方そのものが少し変わりました。
家族で同時に使っても落ちない
自宅では家族全員が同時にWi-Fiを使います。以前は夜の時間帯に速度が落ちることがありました。
いまは私が動画をアップロードしていても、子どもたちの動画やゲームが止まりません。複数台をつないだときの安定感が上がっています。
使っているルーターと、勧めたいルーター
私が使っているのはTP-LinkのDeco BE85です。これを2台置いてメッシュにしています。速度も安定性も文句はありません。
ただし正直に書くと、2台で12万円近くかかります。性能には満足していますが、Wi-Fi 7を試してみたいという段階の方に勧める価格ではないでしょう。
これから買う方には、バッファローかNECを勧めます。設定画面が分かりやすく、困ったときの情報も見つけやすいからです。私も以前はバッファローを使っていました。
2万円台であれば、有線2.5Gbpsとメッシュ対応の機種が選べます。あとから1台足して家中に広げられるので、最初の1台としては扱いやすいはずです。
とりあえずWi-Fi 7がどんなものか試したいだけなら、1万円台の機種もあります。速度の上限は下がりますが、Wi-Fi 6との違いは体感できるでしょう。
- 高性能を求めるならDeco BE85
- 最初の1台ならバッファローの2万円台
- 試すだけなら1万円台から
なおルーターが対応していなければ端末だけ替えても速度は変わりません。iPhone 17 Pro以降でWi-Fi 7を活かすなら、ここは避けて通れない出費になります。


eSIM専用になって


17 Proから物理SIMのスロットがなくなり、eSIMだけになりました。ここは人によって評価が割れる変更だと思います。私の使い方では困りませんでしたが、事情によっては注意が必要です。
良かった点
- カードを差し替える手間がない
- 契約や切り替えがネットで完結する
- 1台で複数のプランを持てる
- カードを失くす心配がない
仕事や旅行で海外に行くとき、現地のeSIMを追加してすぐ使えるのは便利でした。
注意が必要な点
一部の格安SIMはまだeSIMに対応していません。乗り換えを考えている方は、契約先が対応しているかを先に確認してください。
もうひとつは端末が壊れたときです。物理SIMなら別の端末に挿し替えれば済みますが、eSIMは再発行の手続きが要ります。
楽天モバイルでの実際
私はメインで楽天モバイルを使っています。eSIMに対応しているので、切り替えで困ることはありませんでした。
1年経っても気になる点


良い点ばかりではありません。1年使っても慣れなかった部分を書いておきます。買う前に知っておけば納得して選べるはずです。致命的ではないものの、人によっては引っかかるでしょう。
背面のデザイン
背面のカメラまわりのデザインには賛否があります。私はそこまで気になっていませんが、好みが分かれるところでしょう。
ケースを付けてしまえば見える面積は減ります。実物を店頭で見てから決めるのが確実です。
物理SIMがない不安
eSIMそのものに不満はないのですが、トラブル時にカードを挿し替えられないという一点だけは心に残ります。
海外で端末が壊れた場合にどうするか、事前に手順を調べておくほうが安心でしょう。
価格が上がり続けている
Proモデルの価格は年々上がっています。手が届かない金額ではないものの、気軽に毎年替えるものではなくなりました。
18 Proを見送る理由


ここが本題です。2026年9月9日にiPhone 18 Proが発表され、9月18日に発売されます。219,800円からという価格です。結論として私は買いません。理由を数字で示します。
18 Proで変わったところ
| 項目 | 17 Pro | 18 Pro |
|---|---|---|
| チップ | A19 Pro | A20 Pro(Neural Engineが倍) |
| メインカメラ | 固定 f/1.78 | 可変絞り f/1.48〜f/4.0 |
| バッテリー | 33時間 | 36時間 |
| 有線充電 | 40W | 60W |
| 本体サイズ・ボタン・端子 | - | 変更なし |
筐体の寸法もボタンも端子も同じです。画面サイズもFace IDも衛星通信もMagSafeも変わりません。
1年で替える意味があるか
バッテリーは33時間から36時間へ、3時間の増加です。1年待って3時間をどう見るかになります。
私の場合、17 Proのバッテリーはまだ夜まで余裕があります。替える動機がここには生まれませんでした。
カメラの進化をどう受け止めるか
ひとつだけ、明確に進化した部分があります。メインカメラの可変絞りです。f/1.48からf/4.0まで、レーザーで切り出した羽根が実際に動きます。スマホで絞りを変えられるというのは大きな話で、ボケの量を自分で決めたい方には買う理由になるでしょう。
ただ、私にとってはこれが買い替えの理由になりません。写真にこだわりたいときはミラーレスを持ち出すからです。絞りもボケもレンズ側で決められますし、そのために機材を揃えてきました。
スマホのカメラに求めているのは、記録として十分な画質と、すぐ取り出せることです。作品を撮る道具は別に持っています。この線引きがある人にとって、可変絞りは決め手になりません。


買い替えを勧められる人
- iPhone 15 Pro以前を使っている人
- バッテリーの劣化を感じている人
- 写真でボケを積極的に使いたい人
- 充電速度を重視する人
逆に17 Proを使っていて不満がないなら、急ぐ必要はありません。私はそちら側にいます。


折りたたみのiPhone Duo


同じ発表会で、Apple初の折りたたみとなるiPhone Duoも出ました。364,800円からで、発売は10月23日です。開くと7.6インチ、閉じた状態でも5.4インチが使えます。こちらも見送ります。理由は3つでした。
初物は買わないことにしている
Appleの新しい形の製品は、1世代目に必ず何かしらの粗さが残ります。初代Apple Watchも初代iPadも、使い物になったのは世代を重ねてからでした。
折りたたみは画面の折り目、ヒンジの耐久性、厚みと、詰めるべき点が多い製品です。最初の1台に36万円を出す勇気はありませんでした。
2世代目で変わるという経験則
Appleは2世代目で大きく手を入れてきます。初代で見えた課題を潰し、価格も落ち着いてくるのが常でした。
折りたたみも同じ道を辿ると思っています。1年待てば、完成度も価格も違うものになるはずです。急いで買う理由が見当たりません。
iPad miniで足りている
そして最大の理由がこれです。大きな画面が欲しい場面は、すでにiPad miniで足りています。
持ち歩く荷物を減らしたいという動機なら分かります。ただ私はカメラもバッグに入れているので、iPad miniを1枚足すことが負担になっていません。36万円を出して何が変わるのか、使い道が思い浮かびませんでした。
よくある質問


買い替えを迷っている方から出そうな疑問をまとめました。替えてから気づくと面倒なことを中心にしています。1年使ってきた範囲で答えました。
15 Proから17 Proへの買い替えは満足できるか
バッテリーと発熱に困っているなら満足できます。逆にそこに不満がないなら、劇的な変化は期待しないほうがいいでしょう。
17 Proと18 Proはどちらを買うべきか
これから新しく買うなら18 Proです。価格差以上にカメラが進化しています。17 Proを使っているなら見送りで構いません。
eSIMだけで本当に困らないか
大手キャリアと主要な格安SIMを使っているなら困りません。契約先がeSIMに対応しているかだけ確認してください。
Wi-Fi 7にするにはルーターも必要か
必要です。端末だけ対応していても、ルーターが対応していなければ速度は変わりません。
バッテリーは何年持つか
私の15 Proは2年で劣化を感じました。使い方にもよりますが、2年から3年で交換か買い替えを考える時期が来ると思います。
下取りに出すべきか
出すなら早いほうが有利です。新機種が出ると型落ちの査定額は下がっていきます。
9月18日に18 Proが発売されるため、これから査定額が下がっていく時期に入るでしょう。売るつもりがあるなら、いまの値段だけでも調べておきたいところです。
店舗へ持ち込む時間がなければ、宅配買取という方法もあるでしょう。Mac買取ネットはiPhoneも対象にしていて、送料と査定料、振込手数料がかかりません。梱包用の箱も無料で送ってくれるそうです。
箱に詰めてお家で待つだけ!Macを高く売るならMac買取ネットまとめ


15 Proから17 Proへの買い替えは、バッテリーと発熱の解決が目的でした。その点では期待どおりです。ただし新しい体験が増えたかというと、そうでもありません。
- 替えた理由はバッテリーと発熱
- 夜の残量が20%から40%へ
- Wi-Fi 7で下りが1.5倍
- eSIM専用でも困らなかった
- 18 Proは見送る
18 Proとの差は、カメラの可変絞りを除けば大きくありません。バッテリーは3時間、充電は40Wから60Wへ。筐体は同じです。1年で買い替えるほどの差ではないと判断しました。
iPhone 15 Pro以前を使っていて、バッテリーの劣化を感じているなら買い替えどきです。そうでないなら、もう1年待っても失うものは少ないでしょう。
まずは自分の端末のバッテリー最大容量を確認するところから始めてみてください。設定から数分で分かります。



