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α7CⅡ(α7C II)を買って、最初に必要になるのがSDカードです。ところが売り場に行くと種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からなくなります。私も同じところで迷いました。前に使っていたα6400とは選ぶ基準が変わっていたからです。
- 種類が多すぎて選べない状態
- UHS-Ⅱが必要かどうかの判断
- 容量をどこまで積むかの迷い
- 安いカードを選んでよいかの不安
結論から書くと、私はProGrade DigitalのUHS-Ⅱ対応カード128GBを選びました。あわせて専用のカードリーダーも買いました。理由も含めて順に説明します。
安いSDカードでも撮れるんじゃないの。



撮れます。ただα7CⅡはUHS-Ⅱに対応したので、そこを使わないのはもったいないところです。
この記事では、速度と容量という2つの基準を整理したうえで、実際に買ったカードとリーダーを紹介します。選び方さえ分かれば、売り場で迷うことはなくなるはずです。
SDカード選びで見る2つの基準


売り場には無数のカードが並んでいますが、見るべき点は多くありません。速度と容量、この2つを押さえれば選べます。まずは速度の表記から整理していきましょう。
UHS-ⅠとUHS-Ⅱの違い
まず押さえたいのがUHSという規格です。カードの裏側の端子が1列ならUHS-Ⅰ、2列あればUHS-Ⅱになります。
α6400を使っていたころはUHS-Ⅰまでの対応でした。α7CⅡではUHS-Ⅱに対応したため、選ぶカードが変わります。ここが買い替え時にいちばん見落としやすい点でしょう。
V30とV60という速度表記
もうひとつ見るのがビデオスピードクラスです。V30、V60、V90といった表記で、数字が最低保証の書き込み速度を表します。
| 表記 | 最低書き込み速度 | 用途の目安 |
|---|---|---|
| V30 | 30MB/秒 | 静止画と一般的な動画 |
| V60 | 60MB/秒 | 高画質動画や連写 |
| V90 | 90MB/秒 | 業務用途や高ビットレート |
数字が大きいほど価格も上がります。一般的な写真撮影や4K動画ならV60で不足しません。ただしXAVC S-Iのような高いビットレートで記録する場合は、V90が必要になることがあります。撮る形式に合わせて選んでください。私はV60を選びました。
カードリーダーも規格を揃える
見落としやすいのがここです。UHS-Ⅱのカードを買っても、パソコンに読み込ませるリーダーがUHS-Ⅰ対応だと、転送は遅いままになります。
つまりカードとリーダーはセットで考える必要があります。追加の費用がかかる点も、予算を組むときに入れておきましょう。選び方はSDカードリーダーの選び方にまとめました。
容量はどれくらい必要か


速度の次に決めるのが容量です。大きいほど安心ですが、そのぶん価格も上がります。静止画中心か動画も撮るかで、必要な容量は大きく変わります。目安を見ていきましょう。
容量ごとの保存できる量
どのくらい保存できるかの目安を表にしました。撮影設定やフォーマットで変わるため、あくまで参考値として見てください。
| 32GB | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
| 静止画(約2,400万画素) | 約1,250枚 | 約2,500枚 | 約5,000枚 | 約10,000枚 | 約20,000枚 |
| 動画(4K) | 約1時間7分 | 約2時間15分 | 約4時間30分 | 約9時間 | 約18時間 |
| 動画(フルHD) | 約2時間25分 | 約4時間50分 | 約9時間40分 | 約19時間20分 | 約38時間40分 |
| 音楽 | 約4,000曲 | 約8,000曲 | 約16,000曲 | 約32,000曲 | 約64,000曲 |
静止画だけなら64GBでも足ります。ただし4K動画を混ぜると一気に消費が早まる点は押さえておきましょう。
128GBを選んだ理由
私が選んだのは128GBです。旅行で1日撮っても足りなくなることがなく、動画を挟んでも余裕があります。
256GB以上も検討しましたが、価格差ほどの必要性を感じませんでした。写真中心なら128GBが価格と容量のちょうどいい着地点だと考えています。
大容量1枚か小容量2枚か
容量を決めるとき、大きい1枚にするか小さいものを複数持つかという分かれ道があります。どちらにも理由があるでしょう。
- 大容量1枚は交換の手間がない
- 複数枚は故障時の被害を分散できる
- 旅行では予備があると安心
私はメインを1枚にして、予備を別に用意する形にしました。SDカードは消耗品なので、1枚に全てを預けないほうが安全でしょう。
実際に買ったProGrade Digital


ここからは実際に購入したものを紹介します。選んだのはProGrade DigitalのSDXC UHS-Ⅱ V60 GOLD 128GBです。決め手は速度そのものではありませんでした。
選んだのはV60 GOLDの128GB
UHS-Ⅱ対応でV60というクラスは、α7CⅡの性能を引き出すには十分な水準です。V90という上位もありますが、私の使い方では過剰でした。
ネット上でも高速かつ高品質という評価を集めているようです。プロ向けブランドという安心感も、選ぶ理由のひとつになりました。
決め手はメンテナンスソフト
いちばんの決め手はここでした。ProGrade Digitalは、自社のカードとリーダーに限って使えるメンテナンス用のソフトを無料で提供しています。
カードの状態確認やファームウェアの更新ができます。消耗品であるSDカードの状態を把握できるのは大きいと考えました。撮影データを預ける先だからこそ、管理できる仕組みがある製品を選びたかったのです。
買うタイミング
私が購入したのはAmazonのセール期間中でした。SDカードは年に何度か値下げされるため、急がないなら時期を待つ手もあります。
ただしカメラを買ってすぐは、カードがないと撮影自体ができません。1枚目は必要になった時点で買い、2枚目をセールで揃えるという順序が現実的でしょう。
あわせて買ったカードリーダー


カードと同時に、UHS-Ⅱ対応のカードリーダーも購入しました。ここを揃えないと、速いカードを買った意味がなくなります。理由を順に見ていきましょう。
リーダーが遅いと意味がない
写真をパソコンへ移すとき、経路のどこかが遅ければ、そこが上限になります。カードが速くても、リーダーが古い規格なら転送は遅いままです。
これは10ギガの光回線と同じ構図でしょう。つながる機器のすべてが対応して、はじめて速度が出ます。
ProGradeで揃える利点
私はリーダーも同じProGrade Digitalにしました。前述のメンテナンスソフトが、自社のカードとリーダーの組み合わせでのみ使えるためです。
ブランドを揃えれば、機能をひととおり使える状態になるわけです。この2つを揃えれば、α7CⅡの性能を引き出せます。
転送作業が変わる
地味な部分ですが、撮影後の作業時間は毎回積み重なるものです。旅行から帰って大量の写真を移すとき、待ち時間の差を実感します。
撮ることだけでなく、そのあとの手間まで含めて考えたいところです。写真を扱う頻度が高いほど、この差は効いてきます。


SDカード選びの注意点


最後に、買う前に知っておきたい点を挙げておきましょう。SDカードは撮影データを預ける先なので、価格だけで選ばないほうがよいと考えています。
極端に安い製品への注意
同じ容量でも、価格に大きな開きがある場合があります。表示された容量どおりに使えない製品が出回ることもあるため、注意が必要です。
正規の販売店から買うのが確実でしょう。数千円を惜しんで撮影データを失うほうが損だと考えています。
予備を1枚持つ意味
SDカードは消耗品です。突然読み込めなくなることもあり、旅行先で起きると取り返しがつきません。
予備を1枚カバンに入れておくだけで、その不安は消えます。保険として持っておく価値は十分にあるでしょう。
撮ったら早めに移す
カードに入れっぱなしにしないことも大切です。カード1枚が壊れれば、そこにある写真はまとめて失われます。
帰宅したらパソコンや外付けドライブへ移す習慣をつけましょう。高いカードを買うより、こまめに移すほうが確実な対策になります。
α7CⅡのSDカードでよくある質問


購入前によく挙がる疑問をまとめます。細かい点に思えても、知らずに買うと後悔しかねない項目ばかりです。気になる項目だけ拾い読みしても構いません。
UHS-Ⅰのカードでも使えるのか
使えます。手持ちのカードがあるなら、そのまま撮影できます。ただし転送速度はUHS-Ⅰの範囲にとどまるため、α7CⅡがUHS-Ⅱに対応した利点は活かせません。新しく買うならUHS-Ⅱを選ぶのが素直でしょう。
V90まで必要か
一般的な用途では過剰です。私はV60を選び、写真も動画も不足を感じていません。高ビットレートの動画を長時間撮る場合や、業務で使う場合に検討する水準だと考えてよいでしょう。
容量は何GBがおすすめか
写真中心なら128GBを薦めます。旅行で1日撮っても足りなくなることはありませんでした。動画を長く撮る人は256GB以上、あるいは複数枚での運用を検討してください。
カードリーダーは必須か
UHS-Ⅱの速度を活かすなら必要です。カメラとパソコンをケーブルでつなぐ方法もありますが、転送は遅くなりがちで、その間カメラも使えません。写真を扱う頻度が高いなら、揃える価値があります。
SDカードの寿命はどれくらいか
使い方によって変わるため、年数で言い切ることはできません。消耗品だと考え、定期的に状態を確認するのが現実的です。ProGrade Digitalのようにメンテナンスソフトが用意されている製品なら、状態を把握しやすくなります。
α6400のカードは使い回せるか
物理的には使えます。ただしα6400向けに選んだカードはUHS-Ⅰであることが多く、α7CⅡの性能は引き出せません。予備として残しつつ、メインは新しく用意するのがよいでしょう。α6400向けの選び方はα6400におすすめのSDカード3選にまとめています。
α7CⅡはシングルスロットです。運用で気をつけることはこちらにまとめました。


SDカードの規格や表記を基礎から確認したい方は、こちらもあわせてどうぞ。


α7CⅡのSDカード選びまとめ


カメラを買い替えたことで、SDカードの選び方も変わりました。α7CⅡがUHS-Ⅱに対応した以上、カードとリーダーを揃える価値があります。1枚のカードでも、しっかり選べばカメラの性能を引き出せます。
- 見るのは速度と容量の2点
- α7CⅡはUHS-Ⅱに対応
- 迷ったらV60で十分
- 写真中心なら128GB
- リーダーも規格を揃える
まずは1枚を買って撮り始めてください。足りなければあとから増やせますし、予備は後日セールのタイミングで揃えれば十分です。撮影データを預ける先だからこそ、価格だけで決めないことをおすすめします。
α7CⅡ本体のレビューは1年使った本音に、バッテリーの選び方は純正2個で足りるのかにまとめました。あわせて参考にしてください。

