正直に言うと、SDカードにこだわった割に、PCへの転送作業を軽視していた時期がありました。
カメラのSDカードスロットにケーブルを繋いで、延々と転送が終わるのを待つ。動画を多めに撮った日なんかは、コーヒー一杯飲み終わってもまだ終わらない、なんてこともザラでした。
「SDカードの性能、意味あるのか?」と思い始めたのがきっかけで、SDカードリーダーをちゃんと選ぶようになりました。今回は、そのあたりの選び方と、実際に使っているアイテムについて書いていきます。
SDカードリーダーとは?なぜ必要か
SDカードリーダーは、要するにSDカードのデータをPCに読み込ませるための小さな機械です。地味な存在ですが、これ次第で転送時間がかなり変わります。
カメラを直接USBで繋ぐ方法もありますが、正直あまりおすすめしません。カメラ本体はあくまで撮影用に設計されているので、データ転送はそこまで得意じゃないことが多いんですよね。バッテリーも消費しますし。
その点、専用のカードリーダーなら転送に特化しているので速いですし、カメラの電源を気にする必要もありません。ダブルスロットのものを使えば、2枚のカードを同時に読み込めるのも地味に便利です。
選び方のポイント
SDカードリーダーを選ぶときに、意識しておきたいポイントをまとめました。
接続端子はUSB-Cが無難
今使っているPCがUSB-C対応なら、リーダー側もUSB-Cを選んでおくと間違いないです。逆に古めのPCだとUSB-Aが必要になることもあるので、そこは一度自分の環境を確認しておいた方がいいです。
ダブルスロットは、正直好み次第
1枚しか使わないなら不要ですが、私は撮影用と予備用でカードを分けて使うことが多いので、ダブルスロットにしてよかったと感じています。ただ、ここは人によります。
カード規格は地味に見落としがち
これ、結構ハマりどころです。SDカード自体はUHS-II対応の高性能なものを買ったのに、リーダーがUHS-Iまでしか対応していなくて、速度が頭打ちになる…みたいなことが起こります。買う前に確認しておくと安心です。
転送速度はUSB 3.2 Gen2が目安
動画をよく撮る人は、ここは妥協しない方がいいポイントです。
内蔵、モバイル用、本格用。3つを使い分けている
SDカードリーダーは、実は3パターン使い分けています。
一つは、MacBook Proに内蔵されているSDカードスロット。これが地味に優秀で、ちょっとしたデータ確認や少量の転送であれば、わざわざ外付けリーダーを出すまでもなく完結します。
外出先でiPhoneやiPadにサッとデータを取り込みたいときは、Satechiの「Type-C アルミニウム UHS-II Micro/SDカードリーダー」を使っています。持ち運びやすいサイズ感で、普段使いには十分な転送速度です。
そして、SDカードをより高性能なものに買い替えたタイミングで導入したのが、ProGrade DigitalのPG08。自宅でPCにガッツリ転送するときはこちらです。カード側の性能が上がったのに、リーダーが追いつかないともったいないので、合わせてグレードアップしました。
正直、MacBook Proをお使いの方は、まず内蔵スロットで試してみるのが一番手軽だと思います。それで「物足りない」「もっと速く転送したい」と感じたタイミングで、外付けのリーダーを検討する、という流れが無駄がないはずです。
実際に使ってみた:ProGrade Digital PG08
使ってみて一番実感したのは、単純に転送が速いということ。USB 3.2 Gen2対応なので、写真はもちろん、容量の大きい動画ファイルでも待ち時間がぐっと減りました。以前使っていた安価なリーダーと比べると、体感でもはっきり違いが分かります。
もう一つ気に入っているのが、2枚同時に読み込めるダブルスロットです。撮影用のカードと予備のカードを一緒に挿して、まとめて転送できるので、地味にありがたい機能です。
あと、これは買うまで知らなかったのですが、純正の管理ソフトが付いているのも良かった点です。転送したデータの管理がしやすくて、専用ソフトならではの安心感があります。
正直、プロ向けブランドということもあって値段はそれなりにしますが、「データ転送のストレスから解放されたい」という人には、投資して損はないと思います。
予算に応じた選び方
とはいえ、PG08はやや値の張る部類なので、いきなりこれを買う必要はないと思います。私自身、最初から今のものを使っていたわけではなく、安価なリーダーから始めて、不満が出てきたタイミングで買い替えました。
ざっくりですが、価格帯ごとの目安はこんな感じです。
〜2,000円台
とりあえず転送できればいい、というレベル。シングルスロット中心の製品が多いです。
3,000〜5,000円台
UHS-II対応やUSB-C対応が増えてくる、コスパ重視ゾーンです。私が使っているSatechiのリーダーもこのあたりの価格帯です。
6,000円台〜
PG08のようなプロ向けブランド、ダブルスロットや専用ソフト付きなど、本格的に使いたい人向けのラインです。
いきなり高いものを買うより、まずは手頃なものを試してみて、物足りなくなったら買い替える、というやり方でも全然いいと思います。私もそうでした。
転送した後の保存先も考えておく
SDカードリーダーでPCに転送したデータ、保存先の容量は足りていますか?大量の写真・動画データを保存するなら、外付けSSDの活用もおすすめです。選び方やおすすめモデルは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
FAQ
SDカードリーダーとカメラ直結、どちらが速いですか?
基本的にはリーダー経由の方が速いです。カメラ本体はあくまで撮影用に作られているので、データ転送はそこまで得意じゃないことが多いんですよね。バッテリーも減りますし。
MacBookの内蔵スロットだけじゃダメですか?
全然ダメじゃないです。むしろ、ちょっとした転送なら内蔵スロットで十分だと思います。私も普段はまずこれを使っています。物足りなさを感じてから、外付けを検討すれば十分です。
ダブルスロットは本当に必要ですか?
1枚しか使わない人には正直不要です。私は撮影用と予備用を分けて使うことが多いので便利に感じていますが、ここは人によります。
安いSDカードリーダーでも大丈夫ですか?
用途次第です。外出先でちょっとデータを取り込む程度なら、そこまで高いものでなくても十分対応できます。
まとめ
SDカードリーダー、正直「なんでも同じでしょ」と思っていた時期が自分にもありました。でも実際に使い分けてみると、シーンによってかなり快適さが変わってきます。
ちょっとした確認や転送なら、MacBook内蔵スロットで十分。外出先でiPhone/iPadに取り込みたいなら、Satechiのようなコンパクトなリーダー。自宅でガッツリPCに転送するなら、ProGrade Digital PG08のような上位モデル。
いきなり高いものを買う必要はなくて、まずは今持っている環境で試してみて、不満が出てきたタイミングで買い替えていくくらいがちょうどいいと思います。私自身、そうやって少しずつグレードアップしてきました。
